
米軍の空中給油機「KC-135」が中東作戦を遂行中にイラク西部で墜落した。事故直後、一部のSNSでは「イランが撃墜した」という主張が広がったが、米軍は敵の攻撃の可能性を否定した。
米中央軍(CENTCOM)は12日(現地時間)、「米軍のKC-135空中給油機1機が中東作戦を遂行中に友好国の空域で事故により損失した」と発表した。米中央軍は2機の航空機に事故が発生し、1機はイラク西部で墜落し、もう1機は安全に着陸したと説明した。そして現在、捜索・救助作戦を進めていると付け加えた。
また「今回の事件は敵の攻撃や味方の誤射によるものではない」とし、敵対行為の可能性を再度否定した。
アラブ圏のメディアは今回の事件を航空機事故として報じた。カタールの放送局アルジャジーラは米軍の発表を引用し、KC-135がイラク西部で墜落し、米軍が救助作戦を進めていると伝えた。ロイター通信とAP通信も2機の航空機が関連する事故であり、1機は墜落し、もう1機は安全に着陸したと報じた。
一方、一部の親イラン傾向のSNSやTelegramでは「米軍の空中給油機が撃墜された」という主張も迅速に拡散した。しかし、現時点でイラン政府やイスラム革命防衛隊(IRGC)が公式に撃墜事実を発表した例は確認されていない。軍事分析家らは戦争状況で航空機事故が発生すると、情報戦の観点から撃墜主張の噂が迅速に広がることが多いと説明している。
イスラエルメディアのタイムズ・オブ・イスラエル(TOI)は今回の事故に関連する2機目の航空機もKC-135だったと報じた。報道によると、該当航空機は飛行中に緊急事態を宣言した後、イスラエルのベン・グリオン国際空港に着陸したという。
オンライン航空追跡データはこの航空機がKC-135RT型であることを示している。この機種は空中で他の給油機から燃料を受け取ることができる「空中受油機能」を備えているのが特徴だ。この能力のおかげで長時間の空中待機任務や長距離作戦の遂行が可能であり、中東空中作戦で重要な役割を担っている。
KC-135は戦闘機と爆撃機、偵察機に空中で燃料を供給する米軍の核心的な戦略資産だ。今回の事故は米軍が中東で進行中の空中作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」遂行過程で発生した。これに先立ち、この作戦では米空軍戦闘機の「F-15E」3機が誤射で撃墜される事故も発生し、論争を呼んだ。
海外メディアは今回の事件を戦闘作戦を支援していたKC-135が墜落した稀な事例として分析している。2013年にはKC-135がキルギス上空で墜落し、乗員3名が死亡した。当時、航空機はアフガニスタン作戦を支援していた。
米中央軍は現在捜索・救助作戦を続けており、正確な事故原因と被害規模を調査中だと明らかにした。米軍が中東で大規模の空中作戦を続ける中、核心的な空中給油戦力が事故で損失したことで作戦運用にも影響を与える可能性があるとの分析も出ている。
















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