
アメリカで交通取り締まりを口実に女性運転手の携帯電話を取り上げ、プライベートな写真を無断で確認・保存した元警官に実刑判決が下された。アメリカミズーリ州セントルイス近郊のフロリサント警察署の元警官ジュリアン・アルカラ(31)は11日(現地時間)、連邦裁判所で懲役2年の判決を受けたとニューヨーク・タイムズ(NYT)など米メディアが報じた。
アルカラは2024年2月から5月にかけて、交通取り締まり中に少なくとも20人の女性運転手を停車させ、携帯電話を取り上げて内容を確認していたことが判明した。彼は被害者に「保険加入の確認が必要」あるいは「車両登録情報の確認が必要」などと言い、携帯電話をパトカーに持ち込んだ。しかし実際には、携帯電話内の写真や動画を探り、個人的な画像を自身の携帯電話で撮影したり転送したりしていたことが明らかになった。

被害者が転送記録を発見…連邦捜査局(FBI)が捜査
事件は、ある被害者が自身の携帯電話からこの警官へのファイル転送記録を発見したことで発覚した。通報を受けた捜査当局は連邦捜査局(FBI)と共同で捜査を開始し、アルカラの携帯電話とクラウドアカウントの分析過程で、複数の女性の私的な画像が追加で発見されたという。
検察は、アルカラが交通取り締まりの権限を悪用して市民の個人情報を無断で確認し、自身の機器に保存したことは公権力の濫用に該当すると判断した。アルカラは法廷で関連容疑を認めた。

裁判所「公権力の濫用…地域社会の信頼を損なう」
裁判所はこの日、懲役24か月を言い渡し、被害者への賠償も命じた。フロリサント警察署は事件発覚後、アルカラを職務から外し、その後解雇処分にしたと発表した。警察は声明で「彼の行為は地域社会に害を与え、警察への信頼を損なった」とし、「警察組織の価値観と全く相容れない行為だ」と述べた。
今回の事件は、交通取り締まりの権限を悪用して市民のプライバシーを侵害した事例として、アメリカ社会でも議論を呼んでいる。一部の市民団体は、警察が交通取り締まり中に市民の携帯電話を確認する手続きに対する監督と制度改善が必要だと指摘している。













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