
中東戦争が2週間以上続く中、ウクライナの迎撃ドローンが貴重な兵器として注目を集めている。13日(現地時間)、米軍事専門メディアのThe War Zone(TWZ)は、イランのShahed droneによる中東地域への攻撃が相次ぐ中、ウクライナ製迎撃ドローンへの関心が高まっていると報じた。
ウクライナの迎撃ドローン「スティング」の開発企業であるWild HornetsはTWZとのインタビューで、「我々の最優先課題はウクライナの防衛だ」とした上で、「現在、ドローンの輸出は認められていない」と明らかにした。さらに「ウクライナ政府はドローン供給をめぐりパートナー国と二国間協議を進めている」とし、「法律が改正されれば、海外へのドローン供給が可能になる」と付け加えた。

Wild Hornetsのこうした立場は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の発言とも軌を一にしている。今月10日のビデオ演説でゼレンスキー大統領は、ウクライナはドローン攻撃への対応において世界有数の経験を持つと強調し、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなど湾岸諸国の要請があれば、ウクライナ軍の専門家を派遣して防衛技術を提供する考えを示した。また、米国の要請を受け、迎撃ドローンと専門家チームを直ちに派遣したことも明らかにした。
米国、イスラエルとイランの戦争が中東全域へと拡大する中、過去4年間にわたるロシアとの戦争で蓄積してきたドローン防衛のノウハウが、ウクライナの新たな協力カードとなっている。実際、ゼレンスキー大統領はドローン防衛のノウハウ提供の見返りとして、パトリオットミサイルなどの先進的な防空システムをウクライナへ供与するよう求めている。ゼレンスキー大統領は、現在ウクライナに支援を求めている国々は、まずウクライナの防衛、特に防空体制の強化を引き続き支援すべきだと強調した。つまり、ドローン防衛のノウハウを得たいのであれば、それ相応の対価を示すべきだという意味だ。これについてBBCは、イランとの戦争を契機に、これまでロシアとの戦争への関与を避けてきた中東地域で、ウクライナがより多くの同盟国を確保することを期待していると指摘するとともに、情勢が逆転し西側の同盟国がウクライナに支援を求める状況になっていることを、キーウでも十分に認識していると分析した。
一方、現在は輸出が認められていないスティングは、Wild Hornetsがイラン製シャヘド・ドローンを低コストで迎撃するために開発したドローンだ。最高速度は時速300キロに達し、時速約185キロのシャヘド・ドローンに体当たりして迎撃する方式で、ウクライナ側は成功率が最大90%に達すると主張している。特に、1機当たりの製造費用は約31万9,400円~42万5,900円程度に過ぎず、数億円に上るペトリオットミサイルと比べても、コストパフォーマンスの高さが際立っている。













コメント0