
16日、ウクライナがロシアに対抗するために開発してきた迎撃用無人機(ドローン)が中東で注目を集めていると毎日新聞が報じた。特にウクライナがロシア軍との実戦を経て試行錯誤を重ねて蓄積した技術が中東でも役立つことが期待されていると伝えた。
アメリカ軍もこれまでウクライナで使用されていたアメリカ製迎撃ドローン「メロプス」を中東に追加配備するとともに、ヨルダンの米軍基地の防御のため、ウクライナの迎撃ドローンと専門家チームを受け入れた。イランが周辺国をドローンで攻撃する状況の中、ウクライナはドローンだけでなく専門家も中東に派遣しノウハウを伝えている。
ウクライナの迎撃用ドローン技術が進化したのは、ミサイル攻撃を念頭に置いた従来型防空システムではロシア軍が投入した大量のドローンに対抗するのが難しかったからだ。毎日新聞はロシア軍が侵攻開始から約半年後の2022年9月頃からイラン製の自爆型ドローン「シャヘド」を戦場に投入し、多い時には1週間に約1,700機を使用したと伝えた。このためウクライナではベンチャー企業を含む複数の企業が迎撃ドローンの開発に乗り出した。
ウクライナ軍は戦場でロシア軍のドローンを探知すると迎撃ドローンを発進させ、兵士たちがドローンに搭載されたカメラを通じてモニターやゴーグルで見ながら操縦している。迎撃ドローンが敵機を追い詰めると、妨害電波を発射して敵の任務遂行を妨げたり、爆発させて破壊したりする。ウクライナ製の迎撃ドローンの価格は1機当たり1,000~3,000ドル(約15万9,000円~約47万7,000円)程度だ。
ウクライナ軍は先月、首都キーウとその周辺でロシア軍のドローンの70%を迎撃ドローンで撃墜したと3日に発表した。ウクライナ製の最新型迎撃ドローンは人工知能(AI)を利用してシャヘドを自動で探知する機能も備えている。迎撃ドローンの最高時速はシャヘドの平均速度である時速190㎞を大きく上回る時速320㎞で、運用半径は20㎞程度だ。
このような高性能を背景に、政府もウクライナのドローン導入を検討している。共同通信は14日、政府がロシアとの戦争過程で発展したウクライナのドローン開発・製造技術と実戦経験を日本の防衛体制強化に結びつけるため、ウクライナ製ドローンを自衛隊に導入する方策を検討していると報じた。ウクライナ製ドローンは特に電波妨害(ジャミング)耐性と航続距離に優れているとされている。
















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