
米国のドナルド・トランプ大統領がイランによって封鎖されたホルムズ海峡の安全確保のため日本や北大西洋条約機構(NATO)などの同盟国に軍艦派兵を要請する中、中東に駐留すべき米国の掃海艦などの軍艦がマレーシアに続きシンガポールでも確認された。
米軍事専門メディアのThe War Zone(TWZ)は18日(現地時間)、「最近米海軍のインディペンデンス級沿海域戦闘艦(LCS)2隻がマレーシアからシンガポールに移動した」と報じ、「中東に配備されていた米海軍の掃海艦2隻が単に危険地域から離脱したのではなく、文字通り地球の反対側で確認された理由は依然として不明だ」と伝えた。
報道によると、米海軍所属の掃海艦USSタルサとUSSサンタバーバラはこの日の午前、シンガポールに到着したという。マレーシア当局は該当軍艦が16日にペナン港を出航したことを確認した。シンガポールとペナンの距離は約600kmだ。これにより、現在激しい戦闘が繰り広げられているホルムズ海峡から米国の主要軍艦が停泊している地域までの距離は7,000kmに及んだ。

この報道に関連して、中東作戦を指揮する米中央軍はTWZに「USSタルサとUSSサンタバーバラはシンガポールにいる」と確認した上で、「現在シンガポールで予定されていた整備及び補給任務を遂行中だ。これはシンガポールとの定期的な取り決めによるものだ」と説明した。
これに対しTWZは「USSタルサとUSSサンタバーバラがどこに向かおうとも、これらの艦船が当初配備された中東地域からさらに遠ざかったことは確かだ」とし、「中東地域に前方展開される予定だった掃海艦3隻のうち少なくとも2隻が現在全く異なる地域にいる」と指摘した。
これに先立ち、TWZは16日に「米海軍が掃海能力を持つ軍艦であるUSSタルサとUSSサンタバーバラを湾岸地域から約6,440km離れたマレーシアに移動させた」と報じ、関連写真を公開した。さらに「米軍がイランのミサイル・ドローン(無人機)攻撃を避けるために軍艦を移動させた」とし、「米海軍・第5艦隊が位置するバーレーンはイランのミサイル射程内にあり、特に港に停泊中の艦船は攻撃に脆弱だ」と説明した。
トランプ大統領は日本とNATOなど同盟国にホルムズ海峡の安全確保のための軍艦派兵を要請したが、これらの国が消極的な態度を示すと失望と怒りを表明し「助けは必要ない」と一蹴した。
トランプ大統領は17日にSNSで「米国はほとんどのNATO同盟国からテロリスト政権であるイランに対する我々の軍事作戦に関与したくないとの通告を受けた」とし、「我々は彼らを保護するが、彼らは我々のために、特に必要な時に何もしない」と不満を表明した。
続けて「対イラン軍事作戦がかなりの成果を上げたため、我々はNATO加盟国の支援を必要とせず、望んでもいない。我々は(助けを)必要としたことがない。日本、オーストラリアや韓国も同様だ」とし、「世界最強国の米国大統領として言うが、我々は誰の助けも必要ない」と付け加えた。
しかし、その発言からわずか1日後、再び同盟国を圧迫するメッセージを発した。トランプ大統領は18日にSNSで「テロ国家イランの残存勢力を排除した後、ホルムズ海峡の責任を利用国が負うことにすれば、何が起こるか興味がある」とし、「そうなれば反応のない同盟国の一部が急いで動き出すだろう」と主張した。
同盟国の「ホルムズ海峡の有志連合」不参加は愚かな過ちであり、派兵要請も一種の「忠誠心の試験」だと述べていたこととは全く異なる態度だ。トランプ大統領の発言は欧州同盟国の反対が相次ぐ状況でホルムズ海峡の管理責任を言及し、米国支援を促す圧力を強めようとする意図と解釈される。
また、米国は事実上ホルムズ海峡への依存度が低いため、長期的には海峡の安全保障から手を引き、代わりに依存度の高い国々に海峡の通行安全の責任を持たせようとする意図とも解釈できる。
















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