
ドナルド・トランプ米政権がイランと交渉中との情報が伝わる中、イスラエルとイランがミサイルを応酬し緊張が高まっている。
イスラエルの空爆現場で100kgに及ぶ弾頭を搭載したミサイルが発見された。一部ではイランが新型兵器でイスラエルの防空網を無力化したとの見方が出ている。
AP通信など海外メディアは24日(現地時間)「イランのミサイルとドローンがイスラエルのテルアビブと中東全域の複数の標的を攻撃した」と報じた。

報道によるとイランの100kg弾頭を搭載したミサイルがテルアビブ中心部に落下し、アパートの窓ガラスが割れ、煙が立ち上った。この攻撃で4人が軽傷を負った。
テルアビブの住民の一人は「まるでミサイルが自分や隣人を狙っているのを待っているような気分だ」と恐怖と不安を吐露した。
イスラエル軍はこのミサイルが今回の戦争で初めて目にするタイプだと明らかにした。一部ではイランがイスラエルの防空網を突破する新型ミサイルを投入した可能性が指摘されている。
「イランの弾道ミサイル、まだ1000基残存か」
イランがイスラエルと中東に向けて発射するミサイルの数は開戦初期より大幅に減少したが、依然として脅威的な戦争遂行能力を維持しているとみられる。
イスラエルのシンクタンク、アルマ研究センターが23日に公開した報告書によると、イランのミサイル在庫は戦争初期の約2500基から現在は約1000基に減少したと推定される。
米国防総省も先月28日、開戦初日に比べイランの弾道ミサイルおよびドローン発射回数が90%急減したと評価した。これは米国とイスラエルがイランのミサイル脅威を除去するためイラン全土の地下ミサイル貯蔵所と生産工場を集中的に攻撃した結果と分析される。
しかしイランの回復力と非対称戦力が依然として地域最大級である点から、安心するには早いとの評価が出ている。
イランは昨年6月イスラエルとの「12日間の戦争」直後、ミサイル在庫が1500基まで減少したが、わずか8カ月で1000基を追加生産する底力を見せた。
さらにイランは精巧な兵器なしでも世界経済を麻痺させる「非対称戦争」のカードであるホルムズ海峡の制御権を握っている。
英ザ・タイムズは「トランプ大統領はイランの防衛産業基盤と海・空軍力が壊滅したと豪語したが、ホルムズ海峡を通過するすべての商船の安全を保証できる状況ではない」と分析した。
続けて「カタールの主要液化天然ガス(LNG)輸出ターミナルや米国の同盟国にエネルギーを供給するタンカーで数回の爆発が起きれば、西側市場は莫大な経済的打撃を受ける」とし、イランの弾道ミサイル在庫が枯渇しても当面は戦争を継続できる能力は十分にあると分析した。
勝利を宣言したトランプ、1カ月の休戦は実現するか
イランは米国との間接対話を認めながらも交渉に関する具体的な言及を避ける中、トランプ大統領は再び独断的な勝利宣言をした。
トランプ大統領はこの日ホワイトハウスの執務室で「3週間以上続いた米国・イスラエルの空爆でイランの高位指導者たちが多数死亡し、軍事力の大部分が破壊された」とし「イランとの戦争で既に勝利した。政権交代が行われた」と述べた。
続けて「我々は適切な指導者たちと対話しており、彼らは和解を切望している」とし「彼らは軍事的にも完全に壊滅した。彼らは終わった」と強調した。
また「イランが我々に贈り物をくれた。その贈り物は今日到着した」とし「その贈り物は石油及びガスに関するものであり、莫大な金額に達するだろう」と述べた。贈り物が意味するところが正確に何であるかは明らかにされていないが、石油及びガスが言及された点からホルムズ海峡の制御権に関するものだとの推測が出ている。
今週中に米国とイランがパキスタンの積極的な仲介と主催を通じて開戦以来初めて対座する可能性が提起される中、イスラエルメディアのチャネル12は「米国が15項目の和解及び1カ月間の休戦内容を含む交渉案をイランに伝えた」と報じた。
報道によるとトランプ政権はイランに▲核能力解体▲核兵器放棄の約束▲イラン国内ウラン濃縮全面禁止▲60%濃縮ウラン450kgを国際原子力機関(IAEA)に移管▲ナタンズ・イスファハン・フォルドゥ核施設解体▲IAEAに完全なアクセス権・監督権付与▲地域代理勢力戦略放棄▲代理勢力支援中断▲ホルムズ海峡自由通行▲ミサイル射程・規模制限▲自衛目的限定ミサイル運用の11項目の条件を要求した。
イランがこれを受け入れる場合、米国は▲国際社会制裁全面解除▲米国、ブーシェフル原子力発電所の発電など民間核プログラム支援▲イラン合意違反時自動制裁復活(スナップバック条項)廃止の3項目の見返りを約束したとされる。
















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