ロシア、「イランの核施設への攻撃は極めて危険」と米国に警告

ロシアは23日(現地時間)、米国によるイラン核施設への攻撃は極めて危険だと警告したと、タス通信、RIAノーボスチ通信などが報じた。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官はブリーフィングで、「これまでに行われた攻撃に関連し、ロスアトムのアレクセイ・リハチェフ社長が繰り返し懸念を表明してきた」とした上で、「こうした傾向が続けば、安全保障にとって極めて深刻な脅威になる」と述べた。
ペスコフ報道官は「核施設への攻撃は極めて危険で、取り返しのつかない結果を招く可能性がある」と述べ、「米国側にこの脅威に関するシグナルを送った」と語った。
また、イランのブシェール原子力発電所の問題を巡り、国際原子力機関(IAEA)と引き続き協議していると述べた。
イラン南部ブシェールにあるこの発電所は、ロシアの国営原子力企業ロスアトムが建設した。17日、イラン原子力庁(AEOI)は、ブシェール原発の敷地内に飛来物が落下したと発表した。ラファエル・グロッシIAEA事務局長は、核施設への攻撃は「越えてはならない一線」だとして、核事故のリスク回避に向けて自制を求めた。
ペスコフ報道官は、米国とイランの戦闘の長期化について「事態はすでに政治的・外交的解決へ転換されるべきだった」と述べ、「政治的・外交的解決だけが、極度に高まった中東の緊張を緩和する上で効果的に寄与する」とした。
また、米国がウクライナへの情報提供を停止すれば、ロシアもイランとの情報共有を中断すると提案したとの20日付のポリティコ欧州版の報道については、「事実ではなく、より正確に言えばフェイクニュースだ」と一蹴した。
ポリティコ欧州版は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の海外投資・経済協力担当特使キリル・ドミトリエフ氏が最近、米国マイアミで、米国のドナルド・トランプ大統領の中東担当特使スティーブ・ウィトコフ氏や、娘婿のジャレッド・クシュナー氏らと会談したと、複数の関係筋の話として伝えた。
この場で、ドミトリエフ氏が情報共有に関する提案を持ちかけたものの、拒否されたという。報道直後、ドミトリエフ氏は「X(旧Twitter)」に「フェイクニュース」と投稿した。
米国は、第2次トランプ政権の発足後、ウクライナへの軍事・財政支援の大半を停止したが、昨年2月末にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との「ホワイトハウスでの衝突」直後、一時的に情報提供を停止した時期を除き、情報共有は継続している。
















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