
卒業式の花束の中に隠しカメラを設置し、20代女性の日常を覗いた事件がマレーシアで発生した。
現地メディアのBerita Harianなどによると、パハン州クアンタンに住むアンさん(26・仮名)は、自室に保管していた卒業式の花束の中からカメラを発見し、警察に通報したとのことだ。
この事実は、正体不明のBluetooth(ブルートゥース)信号を察知した家族の疑念によって明らかになった。アンさんの姉が夫の携帯電話と自動的に接続された見知らぬ機器を不審に思い、家族がその信号を追跡すると、特定のカメラアプリ(iWFCam)のインストール案内が表示された。
アプリを起動すると、携帯電話の画面にはアンさんの部屋の内部がリアルタイムで映し出された。画面には部屋の家具や天井の扇風機が回っている様子などがそのまま映っていた。
確認の結果、カメラは2025年11月にある国立大学の卒業式会場で家族が贈った花束の中に隠されていたことが判明した。花の新鮮さを保つスポンジ(フローラルフォーム)があるべき場所には大容量のモバイルバッテリーがあった。このバッテリーが電源の役割を果たし、カメラは卒業式以降3か月間途切れることなく作動していた。
アンさんは「花束の中にカメラがあるとは想像もしていなかった」とし、「その間、私のプライバシーが侵害されていたという事実に大きなショックを受けた」と語った。アンさんは当初SNSにこの件を投稿したが、犯人として家族を疑うネットユーザーの悪質なコメントが続いたため、投稿を削除した。
クアンタン警察署のアシャリ・アブ・サマ署長は「花束を利用した違法撮影事件は今回が初めてだ」と明かし、「花束を制作した外部業者がカメラを設置した可能性が高いと見て捜査を進めている」と述べた。
















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