
東京・渋谷で58年にわたり営業してきた西武渋谷店が、今年9月末で閉店すると、日本経済新聞(日経)が25日報じた。
1968年にJR渋谷駅前に開業した西武渋谷店は、渋谷PARCOなどとともに「ファッションの西武」のイメージを牽引してきた象徴的な店舗だ。
同店を運営するそごう・西武は、地下2階から8階までのA館と10階建てのB館を閉鎖し、旗艦店である西武池袋本店に経営資源を集中する方針だ。
自社不動産のロフト館や無印良品が入居するモヴィーダ館は営業を継続する見通しだが、百貨店の機能を担ってきた中核施設は事実上姿を消すことになる。
近隣の大型商業施設との競争激化に加え、渋谷再開発を巡る地主との賃貸借契約の延長交渉もまとまらず、最終的に閉店が決まったと日経は指摘している。
日経は、「渋谷駅周辺では2010年代半ばから再開発が進んできた」とし、渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームなど駅直結の大型商業施設が相次いで開業し、競争が一段と激しくなったと伝えた。
実際、西武渋谷店の売上高は2022年度に317億円と、5年前の2017年度436億円から約30%減少した。2023年度以降は売上高を公表していない。
東急百貨店本店が2023年に閉店した中、西武渋谷店も閉店すれば、渋谷から百貨店がしばらく姿を消すことになる。













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