イラン・イスラム革命防衛隊「正確に撃墜し、インド洋に墜落」と主張
米軍、これまでF-15E 3機、KC-135空中給油機7機、MQ-9 12機に損害

エピック・フューリー作戦に投入された米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネットが、イラン側が発射した迎撃ミサイルを間一髪でかわす映像が26日に公開された。これはイランに残る防空網が今なお米軍に継続的な脅威となり得ることを示すものと受け止められている。
米軍事メディアや安全保障分析家らは、この映像がパキスタンに近いイラン東部沿岸のチャーバハール港付近の上空で撮影されたと分析している。
この地域は今回の戦争の初期から米軍の激しい空爆を受けてきた。海に近いため、米海軍機のパイロットが緊急脱出した場合でも、捜索・救難活動を比較的行いやすいとみられている。
映像に映ったF/A-18E/Fはこの敵対地域を極めて低高度で飛行していた。これは米軍情報当局がイラン内陸部よりも、この地域に残る防空上の脅威をより把握していることを示唆している。
米軍事メディアTWZは軍事専門家らの分析として、この映像がイラン東部チャーバハール港付近の上空で撮影され、当該機は当時、イラン革命防衛隊海軍のイマーム・アリー基地近くを飛行していたとみられると報じた。このF/A-18E/Fを狙ったミサイルは地上から発射された携帯式地対空ミサイル(MANPADS)の可能性が高いとされる。
イラン革命防衛隊の広報部門は、この機体がインド洋に墜落したと主張した。しかし、地上から発射された携帯式防空ミサイルが米海軍機に目立った損傷を与えた形跡はない。
米海軍機は先週もイラン沿岸部で機関砲による対地機銃掃射を行っていた。SNSに投稿された映像では、機関砲特有の鋭い発射音とともに弾丸が撃ち込まれ、煙が上がる様子が確認された。
26日に公開された映像では、F/A-18はミサイルが視野に入る前に左へ旋回している。操縦士が脅威を察知して回避機動を取ったのか、あるいはミサイルに気付いていなかったのかは確認されていない。
また、機体エンジンの赤外線を追尾するこのミサイルを欺くため、機体がそれより高温の火炎体を放出するフレアを作動させたかどうかも、昼間に撮影された映像からは判別しづらい。
その後、イラン側が地上から発射したミサイルは米海軍機の後方で爆発し、破片を残した。操縦士にとっては、まさに間一髪の回避だったとみられる。
しかし、イラン革命防衛隊は当該機がインド洋に墜落したと主張した。イランのファルス通信は革命防衛隊の声明を引用し「敵のF-18戦闘機は国家統合防空網の指揮の下、革命防衛隊海軍の最新鋭防空システムが発射したミサイルによってチャーバハール上空で正確に撃墜され、インド洋に墜落した」と報じた。
これに対して米中央しは、イラン側の米軍機撃墜の主張をフェイクニュースだと反論した。ただし、Xに投稿した声明では至近距離での被弾や機体損傷の可能性までは否定しなかった。
米軍用機の損失
2月28日の戦争開始以降、米軍も相当数の戦闘機を含む軍用機を誤射や事故で失った。
3月1日には、クウェート軍のF/A-18スーパーホーネットが誤って米軍のF-15Eストライクイーグル3機を撃墜した。搭乗していた6人全員は無事に脱出した。1989年に実戦配備されたF-15の最新型は1機当たり約1億ドル(約160億3,000万円)とされる。
また3月19日には、イラン攻撃に投入されていたF-35AライトニングIIステルス戦闘機1機が、戦闘任務中に中東の米空軍基地へ緊急着陸した。イラン側はこの機体に対して射撃を加えたと主張している。F-35Aの価格は約8,250万ドル(約132億3,000万円)だ。
3月12日には、イラク上空で空中給油機KC-135ストラトタンカー2機が空中衝突の後に墜落し、米空軍の乗員6人が死亡した。さらに、サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地に配備されていたKC-135・5機もイランのミサイル攻撃で損傷し、現在修理が進められている。
一方、無人の偵察・攻撃機MQ-9リーパーもこれまでに少なくとも12機が失われた。少なくとも8機はイランのミサイルで撃墜され、3機は地上で失われ、1機は中東諸国による誤射で破壊された。
















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