「指と足の指を合わせて26本」乳児にみられた複合奇形…その原因は

ベトナムで、指や足の指の数が通常より多い、あるいは互いに癒着した複合奇形を持つ生後8か月の乳児が、手術を受けて回復した事例が報じられた。
ホーチミン市の総合病院の小児外科チームは、多指症と合指症が併存する複合奇形を抱えた乳児の手術に成功したと明らかにした。
この乳児は両手の小指の外側にそれぞれ1本ずつ余分な指があり、両足にはそれぞれ7本の足指が確認された。さらに一部の足指は癒着しており、骨構造の異常も伴う複雑な状態だった。
姉にも同様の奇形があり手術歴があることから、遺伝的要因の関与が示唆されている。乳児期は血管や神経、腱が非常に細く複雑に絡み合っているため、手術中の血管損傷のリスクが高い。
医療チームは約3時間にわたる手術で余分な指を切除し、足の形状を再建した。乳児は手術当日に退院するなど、順調な回復を見せている。
医療チームは「術後は患部の皮膚の色や温度、動きを注意深く観察する必要がある」とした上で、「患部が紫色に変色したり腫れたり、瘢痕の収縮がみられる場合は速やかに再診を受けるべきだ」と呼びかけた。
また「家族に四肢の先天異常の既往がある場合は、妊娠前に遺伝カウンセリングを受けることが望ましい」とし、「妊娠前後には十分な葉酸摂取や禁酒・禁煙、薬物の不適切な使用を避けることがリスクの低減につながる」と説明した。

韓国のソウル峨山病院によると、多指症は指や足指が通常より多く形成される先天異常で、手では親指に多く見られる。合指症は指や足指が分離せず、2本以上が癒着した状態を指し、一般的には第3指と第4指の間に多い。
多指症と合指症は併発することも少なくなく、形態が複雑なケースも多い。いずれも先天性の手足の異常として比較的頻度は高いが、原因が特定できない場合も多いとされる。
症状が軽度であれば1回の手術で矯正が可能な場合もあるが、骨や関節、靱帯が複雑に関与するケースでは複数回の手術が必要となることもある。
比較的単純な多指症では生後100日以前に手術が行われることもあるが、多くの場合は1~2歳頃に手術が検討される。この場合、1~2日程度の入院と全身麻酔が必要となる。
また、軽度の症例を除き、単純な切除で終わることは少なく、機能を維持するために組織の温存や再建が行われる。必要に応じて骨の一部を切除したり、ワイヤーで関節を一定期間固定する処置が取られることもある。













コメント0