
中国政府が、5月に予定されているドナルド・トランプ米大統領の訪中を前に「パンダ外交」を再び進めている。中国が新たに送り出すパンダを含め、米国内のパンダは計6頭に増える見通しだ。
中国野生動物保護協会は24日、SNSの微信(WeChat)公式アカウントを通じ、米ジョージア州のアトランタ動物園と新たなジャイアントパンダ保護の共同研究を始めると発表した。これにより、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に所属する雄の「平平(ピンピン)」と雌の「福双(フーシュアン)」が米国に送られ、10年間にわたる共同研究に活用される予定だ。
両国は1999年からパンダの共同研究を続けてきた。当時、ジャイアントパンダの「洋洋(ヤンヤン)」と「倫倫(ルンルン)」がアトランタ動物園に送られ、7頭の子を繁殖させるなど、中国と西側諸国のパンダ協力を象徴する成功例と評価されてきた。現在、米国にはサンディエゴ動物園とスミソニアン国立動物園にそれぞれ2頭ずつ、計4頭のパンダがいる。
中国野生動物保護協会は、「新たなパンダ協力は、主要な疾病の治療・予防、科学技術交流、野生パンダ保護支援など、幅広い分野で多くの成果をもたらすだろう」と期待を示した。
中国は、自国にのみ生息する希少種のジャイアントパンダを友好国に貸し出す形でパンダ外交を展開してきた。今回の動きは、10年ぶりに実現するトランプ大統領の中国訪問を意識したものとの見方も出ている。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は先月25日、米中首脳会談が5月14~15日に中国・北京で開かれると発表していた。当初、トランプ大統領は3月末から4月初めにかけて中国を訪問する予定だったが、イラン戦争の開始により訪中日程を一度延期していた。
















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