ロシア、ドイツ向け原油輸送を停止の可能性…カザフ「受け入れ能力不足」と説明

ロシアが来月1日から、自国のドルジバ・パイプラインを通じてドイツ向けのカザフスタン産原油の輸送を遮断する見通しだ。
ドイツ連邦経済・気候保護省は22日(現地時間)、ドイチェ・ヴェレ(DW)に対し、ロシア国営石油会社ロスネフチのドイツ子会社が「ロシア・エネルギー省の指示により、来月1日からドルジバ・パイプラインを通じたカザフスタン産原油のドイツ向け輸送ができなくなった」と通知してきたと明らかにした。
同省はさらに、「ロシアはまだドイツ政府に公式な確認を行っていない」とし、「カザフスタン産原油の供給が中断された場合、PCK製油所の操業が縮小される可能性はあるが、ドイツ国内の石油製品供給に大きな影響はない」と述べた。
PCK製油所は、ベルリンおよび周辺地域のガソリン、軽油、暖房用燃料需要の約90%を賄う重要施設だ。年間の原油処理能力は約1,200万トンで、このうち約17%がドルジバ・パイプライン経由で供給されている。ドイツ政府は2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、ロスネフチの同製油所の運営権を信託管理下に置いている。
ロシアの国営通信社タス通信によると、カザフスタンのエネルギー相であるイェルラン・アケンジェノフ氏も、「5月中にドルジバ・パイプラインを通じた原油輸送が困難になる可能性がある」という非公式情報を入手したと明らかにした。またロシア側の関係筋は、「カザフスタン産原油を輸送するための技術的受け入れ能力が不足している」と説明しているという。
アケンジェノフ氏は「技術的条件が整い次第、ドルジバ・パイプラインを通じたカザフスタン産原油の輸送は再開されるだろう」と述べ、「現在はカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)など、他の輸送ルートへの切り替えを進めている。中国向けに迂回される可能性もある」と説明した。
ロシア大統領府の報道官であるドミトリー・ペスコフ氏は、「ロシアが来月1日からドルジバ・パイプラインを通じてカザフスタン発ドイツ行き原油輸送を中断する可能性がある」という報道についてコメントを控えた。
タス通信は、カザフスタンが昨年ドルジバ・パイプラインを通じてドイツに約210万トンの原油を供給し、今年は約300万トンに増やす計画だったと伝えている。アケンジェノフ氏は「カザフスタン産原油はPCK製油所の消費量の20~30%を賄っている」と述べた。
















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