イラン「米の交渉姿勢は破壊的」…プーチン大統領と会談、ロシア・イラン接近が加速

米国とイランの終戦交渉が行き詰まる中、イランのアッバス・アラグチ外相はウラジーミル・プーチン露大統領と会談し、米国やイスラエルによる「戦争及び攻撃」を巡る問題について協議した。
27日(現地時間)CNNによると、イラン外務省は声明を発表し、アラグチ外相がロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談し、パキスタンの仲介で進められている外交交渉の経過を説明したと明らかにしたという。
イラン外務省によれば、この交渉はイランが「強要された戦争」と位置付ける紛争を終結させ、ペルシャ湾やホルムズ海峡を含む地域の平和と安全の確保を目的としている。
アラグチ外相は米国とイスラエルの軍事行動や米側の交渉姿勢が地域の不安定化を招いていると指摘し、外交戦略の見直しを進めていると明らかにした。
また、交渉停滞の背景として米国の「破壊的な慣行」を挙げ「非合理的な要求を維持し、立場を頻繁に変更し、威圧的な発言を行い、合意を繰り返し破る行動」が問題だと批判した。そのうえで、プーチン大統領に対し「現在の外交過程について適切な判断を下す」と述べた。
両国は戦略的協力の強化に向けた意思も再確認した。アラグチ外相は「両国関係は最高水準の戦略的パートナーシップにある」と強調し「ロシアのような同盟国が困難な時期に共にある」と述べた。
これに対しプーチン大統領は「ロシアはイランとの戦略的関係を維持する意思がある」と述べ、イラン最高指導者であるモジュタバ・ハメネイ師からの書簡を受け取ったと明らかにした。また「イラン国民は独立と主権を守るために戦っている」と述べ、支持の姿勢を示した。
一方、イランはホルムズ海峡の開放と停戦成立を優先し、その後に核問題を協議する段階的な交渉案を米側に提示したとされる。イランの半官営通信社タスニム通信によると、イランはホルムズ海峡に対する法的統制権の承認、戦争被害の賠償、米国およびイスラエルによる追加攻撃の防止保証、イランに対する海上封鎖の解除の4項目を終戦条件として提示したという。
ドナルド・トランプ米大統領の国家安全保障チームは会合を開き、イラン側の提案について検討を進めており、トランプ大統領が今後、関連問題について直接見解を示す見通しだ。
これに先立ち、米国とイスラエルは2月28日にイラン国内の施設を空爆し、4月8日には2週間の停戦で合意した。しかし、パキスタンのイスラマバードで開かれた後続の協議は成果なく終了している。トランプ大統領はイラン側が解決策を提示するまで停戦を延長する意向を示している。
















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