
アラブ首長国連邦(UAE)がOPECプラス(OPECとロシア)を脱退したことで、OPECプラスの価格決定力が弱まり、国際原油価格が下落すると米メディアのCNBCが28日(現地時間)に報じた。UAEはサウジアラビアに次いでOPECプラスで最も影響力のある加盟国だった。UAEは余剰生産能力の面でサウジアラビアに次ぐ2番目の役割を果たしていた。そのような加盟国がOPECプラスを脱退することで、価格決定力が弱まる見通しだ。
UAEのOPECプラス脱退は、サウジアラビアのOPEC管理能力にも打撃を与えた。これによりOPEC体制は構造的に弱体化する見込みだ。これによりOPECプラスの価格決定力が大きく後退し、国際原油価格は長期的に下落する可能性が高いとCNBCは分析した。
この日UAEは、5月1日からOPECプラスを脱退すると発表した。サウジアラビアは長年OPECの主導権を握ってきたが、近年UAEの影響力が増していた。原油生産量の拡大を望んでいたUAEがOPECプラスの生産制限政策に不満を抱いていたことが、今回の脱退決定の背景にあるとみられる。
UAEは近年、石油生産量を増やすためのより大きな裁量権を要求してきた。これを巡ってサウジアラビアと主導権争いを繰り広げていた。両国はイエメン内戦とイランに対する立場の違いから2019年から不和が始まった。2021年には両国がOPECプラス会議で石油減産の延長を巡って正面衝突し、国際原油価格の急騰を引き起こした経緯がある。
















コメント0