
米国とイランによる第2回終戦交渉は決裂したものの、両者の隔たりは見た目ほど大きくはないとの分析が示された。
ドナルド・トランプ米大統領がイラン側の提案を受け入れるのではないかと予測する声も上がっている。
こうした状況から、イラン戦争は予想よりも早期に終結する可能性があると見られている。
両国間の隔たりは大きくない
CNNは27日(現地時間)、仲介交渉に詳しい関係者の話として、両国の隔たりは予想ほど大きくないと報じた。
関係者によれば、水面下では依然として激しい外交戦が続いており、現在は段階的な手順についての議論が中心となっているという。また交渉妥結については楽観的な見方を示しているという。
暫定合意案の第1段階では、開戦前の状態への復帰および制約・通行料なしでのホルムズ海峡の再開放に焦点が置かれている。
これはイラン側が仲介役のパキスタンを通じて米国に提案したものであり、マルコ・ルビオ米国務長官は27日に行われたFOXニュースとのインタビューで事実上拒否したものの、政権内部では踏み込んだ議論が継続されている模様だ。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、トランプ大統領が同日午前、安保チームとイラン側の提案について協議したことを明らかにしたが、進展の有無については言及しなかった。
米国側は、終戦合意でイランの核兵器開発放棄が含まれるべきだとの立場を崩してはいないが、パキスタンを介した水面下の調整において柔軟な姿勢を見せる可能性もある。
米国がこの仲介案を受諾すれば、イランの核問題は後回しにされる形となる。
ただ、トランプ大統領が交渉を打ち切り、再び戦時体制へと舵を切る可能性は依然として排除できない状況だ。
トランプ大統領が受け入れる可能性は高い
トランプ政権の第1期で中東担当の国務副次官補を務めたヘンリー・エンシャー氏は、アルジャジーラの取材に対し、トランプ大統領が経済的打撃を緩和するため、イラン側の提案を受け入れる可能性が高いとの見解を示した。
エンシャー氏は「最優先課題はホルムズ海峡の再開放であるべきだ」と指摘し、核問題に比べれば「相対的に解決は容易だ」と述べた。一方で、核問題については今後「一筋縄ではいかない難題」になると予測している。
トランプ大統領がイランの提案を受諾するかという問いに対し、同氏は「最終的にはその方向に落ち着くだろう」とし、「核交渉は切り離して先送りにし、海峡問題の早期解決を図るはずだ」と語った。
また、無条件での海峡再開放はイラン側の「戦略的勝利」を意味するものの、経済への影響を考慮すれば、米国民もこれをやむを得ない選択として受け入れるだろうと付け加えた。














コメント1
磯爺
イラン側の提案には米国の海峡逆封鎖による原油輸出ストップが深刻さを表しているのか?原油くみ上げを止めると後に大変な苦労があるらしい。