
マルコ・ルビオ米国務長官は5日(現地時間)、米国の対イラン軍事作戦について「終了した」と発表した。一方で、戦闘が再開される可能性については言及しなかった。
ルビオ長官は同日のホワイトハウスでの記者会見で、2月28日に開始された対イラン作戦「エピック・フューリー」について「作戦は終結した」と説明し、その目的は達成されたと述べた。
また、最近のイランとの軍事行動については、ホルムズ海峡の再開を目的としたもので「基本的には防御的な性格だった」と強調した。
ルビオ長官は「追加の事態の発生は望んでいない。平和的解決を優先する」とし、イランに対し核開発計画を巡るドナルド・トランプ米大統領の要求を受け入れ、国際的なエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の開放に応じるよう求めた。
米軍はこれまで、ホルムズ海峡を通過する商船の安全確保を支援するとしてきたが、実際に通過した船舶は現時点で2隻にとどまっているとされる。
一方、ピート・ヘグセス米国防長官は、米国はペルシャ湾に足止めされている船舶の退避に向け、引き続き平和的努力を優先するとしながらも「必要であれば再び行動に出る可能性がある」と述べた。
こうした発言から、今後の戦闘の行方は依然として不透明な状況にある。
ヘグセス長官は約1カ月前に成立した停戦は現在も維持されているとの認識を示したが、主要同盟国の一つであるアラブ首長国連邦(UAE)はなおイランの攻撃を受けていると主張している。一方、イラン軍参謀本部の報道官は「ここ数日間、UAEへの攻撃は行っていない」と否定している。
ルビオ長官は対イラン軍事作戦の終了を強調しつつも、戦闘が完全に終結したとは明言しなかった。ホワイトハウスの記者会見では、2月28日に始まったイラン攻撃が終結し、目的は達成されたとする一方、米国は平和的解決を志向する姿勢を示した。
ただし、その前提としてイランが核開発計画の放棄やホルムズ海峡の開放といった米国側の要求に応じる必要があるとの立場を示している。
さらにルビオ長官は、イランのアッバス・アラグチ外相が6日に北京を訪問する予定に触れ、中国政府が米国の要求を伝え、説得にあたることへの期待も示した。
また、ホルムズ海峡を通じた貿易への依存度が高い中国にとって、封鎖の長期化は不利益になると指摘し「イランが封鎖を解除することは中国にとっても利益だ」と強調した。
ルビオ長官は、多くの国がホルムズ海峡の解放を望んでいるものの、実際に実行する能力が不足していると述べ「問題は能力だ。多くの国は関与を望んでいるが、十分な海軍力を持たないからだ」と指摘した。
そして「プロジェクト・フリーダム」作戦が開始された背景について、米国のみが現地で実効的な対応能力を有しているためだと説明し「海峡で足止めされている各国の船舶や国際社会全体にとって利益となる取り組みだ」と述べた。
















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