
米国の対イラン海上封鎖が続く中、イランの原油貯蔵容量が実際の限界に達する「タンクトップ」時点に注目が集まっている。産油国は原油の貯蔵容量が飽和状態に至ると油井を強制的に閉鎖せざるを得なくなる。
トランプ米政権は近いうちにイランがタンクトップに達すると見通している。スコット・ベサント米財務長官は3日(現地時間)FOXニュースとのインタビューで、米国がホルムズ海峡でイランの船舶を封鎖が続く中でイランの原油貯蔵施設が飽和状態に近づいているとし、「このままでは近く油井を閉鎖せざるを得ず、来週にもその可能性がある」と述べた。
輸出封鎖により原油貯蔵施設が飽和状態になれば、最悪の場合、既存の油井は閉鎖を余儀なくされる。一度停止した油井は完全に固まるか損傷を受けて再稼働できなくなり、その後の産油量の回復が困難になる。米国はイランの原油輸出を阻止すると同時に、石油生産インフラを永久的に破壊する意図で海上封鎖に踏み切ったとみられる。
トランプ大統領は先月26日、イランの原油貯蔵能力が3日以内に臨界点に達すると主張したが、すでにその期限は過ぎている。これについて一部では、イランが原油生産量を調整しながら適切に対応しているのではないかという見方も出ている。
こうした中、ベサント長官の発言を受け、対イラン海上封鎖が3週間を超え、トランプ政権内ではイランの原油貯蔵施設が近く飽和に達するとの見方が出ている。イランは、いわゆる「シャドーフリート」を通じて中国に原油を輸出してきたが、今回の封鎖により対中輸出も事実上停止したとの見方がある。
ベサント長官は米中首脳会談に関する質問に対し、「中国はエネルギー購入を通じてイランに資金を提供してきた」と述べ、「我々は中国にそうしないよう求めてきており、これは現在議論のテーマだ」と付け加えた。














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