米・イラン合意観測が交錯…フランス、ホルムズ海峡通行支援へ空母派遣

米国とイランの停戦合意への期待が高まる中、フランスが地中海に展開していた空母を紅海へ派遣した。
英紙テレグラフは6日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が米国とイランの和平合意が成立した場合にホルムズ海峡を通航する船舶を支援するため、空母を湾岸地域へ派遣したと報じた。
テレグラフによると、マクロン大統領はイランのマスード・ペゼシュキアン大統領と電話会談を行った。イラン側は戦闘終結とホルムズ海峡再開に向けた条件を盛り込んだ最終的な1ページの文書を現在検討しているという。
マクロン大統領はホルムズ海峡で商船を護衛する合同作戦の準備のため、空母シャルル・ド・ゴール打撃群をスエズ運河経由で派遣したと明らかにした。
マクロン大統領は声明で「フランスと英国が構成する多国籍艦隊は、船主や保険会社の信頼回復に役立つ可能性がある」と述べた。
さらに「この部隊は本質的に交戦当事者とは明確に区別されるものだ」とし「空母シャルル・ド・ゴールの事前展開はこうした文脈に沿った措置だ」と説明した。
一方、米国とイランの和平合意を巡っては、双方から異なる発言や兆候が相次いでおり、依然として不透明感が残っている。
米アクシオスは6日、米国政府がイランとの戦争終結と、より具体的な核協議の枠組み策定を目的とした1ページの了解覚書(MOU)締結について、合意が近いとみていると報じた。
また、米国は今後48時間以内に、複数の主要事項に対するイラン側の回答を期待しているという。
アクシオスはさらに、双方がホルムズ海峡を通過する船舶の自由航行を認める方向で協議しているとも伝えた。
ただし、この報道について、イラン国会国家安全保障委員会のエブラヒム・レザエイ報道官は「現実というよりも米国側の希望事項に近い」と否定的な見解を示した。
レザエイ報道官は「米国は交渉で得られなかったものを戦争で得ることはできない」と述べた。
一方、ドナルド・トランプ大統領は同日「もしイランが同意しなければ爆撃が始まる」と警告し「その規模と強度は以前よりはるかに大きくなるだろう」と述べた。
トランプ大統領は前日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「パキスタンや他国からの要請、対イラン作戦での大きな軍事的成果、さらにイラン代表団との完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展を踏まえて(プロジェクト・フリーダムの)一時停止に合意した」と明らかにしていた。
トランプ大統領は6日のPBSとの電話インタビューで、来週予定されている中国訪問前に合意が成立する可能性があるとの見通しも示した。














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