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舞踏会場に1,600億円?…共和党も背を向けたトランプ氏のホワイトハウス「地下要塞」論争

荒巻俊 アクセス  

約1,600億円規模の宴会場が地下要塞に?共和党内からも反発するトランプ大統領のホワイトハウス改造構想

引用:Daum
引用:Daum

ドナルド・トランプ大統領が推進するホワイトハウスの新たな宴会場をめぐり、「地下要塞」論争が浮上している。共和党はホワイトハウスの警備強化を名目に10億ドル(約1,600億円)規模の予算を進めようとしたが、党内の反発に直面した。さらに、新施設が地下6階構造で、ドローン防御網まで備える可能性があるとの報道も出ており、波紋が広がっている。

AP通信は19日(現地時間)、ホワイトハウス敷地内の警備強化とトランプ大統領の新宴会場事業に充てる10億ドル規模の予算案が、共和党内部の反対に阻まれたと報じた。共和党は移民・国境管理関連の支出法案にこの予算を盛り込もうとしたものの、一部の上院議員が費用規模や使途、政治的負担を問題視したという。

論争の中心にあるのは、トランプ大統領が推し進めてきたホワイトハウスの新たなイベント施設だ。トランプ大統領はこの施設について、大規模な公式行事や外交行事のための空間だと説明してきた。しかし、最近明らかになった構想は、単なる宴会場の枠を超えている。米軍事専門メディアのThe War Zone(TWZ)は20日、この建物が地下6階の施設を含み、屋上にはワシントンを防御するためのドローン関連装備が設置される可能性があると伝えた。

トランプ大統領自身も「ワシントンを守る史上最大級のドローン帝国」に言及している。このため、新施設は名目上は宴会場でも、実際には強化された警備構造と地下空間を備えた「要塞型建築物」に近いとの見方が出ている。

「生活費も厳しいのに宴会場に10億ドルか」

共和党内部の反発は、手続き上の問題にとどまらない。AP通信によると、一部の共和党上院議員は、国民が食料品やガソリン、医療費の負担を訴えるなか、ホワイトハウスのイベント施設と警備設備に10億ドルを投じることは政治的に正当化しにくいと懸念を示した。

共和党のジョン・スーン上院院内総務も、この予算処理について「最終的には通過させる票があるかどうかの問題だ」との趣旨を述べた。与党指導部としても、十分な賛成票を確保できるとは断言できない状況を示した形だ。

上院の議事専門官も待ったをかけた。議事専門官は、共和党が進める迅速処理型の予算法案にこの項目を盛り込むことは、手続き上の要件に合わないと判断した。その結果、共和党は法案の構成を見直さざるを得なくなった。

ロイター通信によると、共和党のジョン・ケネディ上院議員はその後、問題となったホワイトハウス宴会場関連の予算が支出法案から外れたと明らかにした。ただし、シークレットサービス支援などホワイトハウスの警備強化予算がどのような形で残るのかは、なお不透明だ。

宴会場なのか、バンカーなのか

引用:ホワイトハウス
引用:ホワイトハウス

問題は単なる費用負担にとどまらない。新施設が実際にどのような機能を担うのかをめぐる疑問も強まっている。

The War Zoneは、トランプ大統領の説明や現場公開の内容を基に、新たな建物は単なる宴会場ではなく、地下深くまで続く複合的な警備施設の性格を帯びていると分析した。地下6階構造、屋上のドローン防御網、強化された出入り管理・検査設備が組み合わされれば、ホワイトハウスの新イベント施設は大統領警護とワシントン防衛体制の一部になる。

トランプ大統領は、この事業についてホワイトハウスの品格を高め、大規模行事を受け入れるためのものだと主張している。一方、反対派は「大統領の誇示型プロジェクト」に納税者の金を使おうとしていると批判する。民主党だけでなく、一部の共和党議員も費用と透明性を問題視しており、波紋は与党内部にまで広がった。

特に、「宴会場」という名称と、「地下要塞」に近い実際の構想との隔たりが世論の関心を集めている。ホワイトハウスの警備強化という名分はあるものの、事業規模や詳細設計が十分に公開されていないなかで、約1,600億円規模の予算を投じることには負担が大きいとの指摘が出ている。

トランプ式ホワイトハウス改造、政治争点に

引用:Daum
引用:Daum

今回の問題は、トランプ大統領によるホワイトハウス改造構想が単なる建築事業を超え、政治争点に発展したことを示している。

トランプ大統領はこれまで、ホワイトハウスをより壮大で現代的な空間に変える意向を示してきた。新宴会場はその象徴的な事業とされる。しかし、共和党が中間選挙を前に物価や生活費の問題を意識するなか、「約1,600億円規模のイベント施設予算」は与党にとっても重い材料となった。

民主党はこの事業について、トランプ大統領の虚栄心と権力誇示を示す例だとして攻勢を強めている。これに対し、ホワイトハウスと支持層は、大統領警護と国家行事の需要を踏まえた必要な投資だと反論する。

争点は二つある。ホワイトハウスの警備強化にどの程度の予算が必要なのか。そして、その資金をトランプ大統領の個人的な象徴事業と受け止められかねない新イベント施設に投じてもよいのかという点だ。

共和党内部からも反対論が出るなか、トランプ大統領のホワイトハウス「地下要塞」構想は、当面、議会の予算審査で主要な争点として残る見通しだ。

荒巻俊
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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