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習主席が米露に別々の外交演出、中ロ接近で多極戦略誇示

有馬侑之介 アクセス  

出典:ロイター通信
出典:ロイター通信

米国のドナルド・トランプ大統領が中国権力の中枢である中南海で中国の習近平国家主席と茶談と昼食会を行ってから4日後、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北京を訪れた。習主席はプーチン大統領と首脳会談を開き、共同声明と多数の協力文書の採択を準備し、中ロの緊密な関係を強調した。

2回の会合は表面上はただの連続する首脳外交のように見えるが、海外メディアはトランプ大統領とプーチン大統領がそれぞれどのような場面を演出し、どのような成果を残すかを比較せざるを得ないと見ている。北京の儀礼が米国とロシアに向けた中国の異なるメッセージを示したという解釈も出ている。

20日、ロイター通信などによると、習主席とプーチン大統領の北京での会合は、トランプ大統領の中国訪問直後に行われたという点で注目されたという。同通信は2回の会合の「場面と成果」が綿密に比較されると指摘した。

これに先立ち、習主席はトランプ大統領を北京の中南海に招いた。中南海は中国共産党と政府の中枢が位置する権力の中心だ。トランプ大統領は習主席と庭を共に歩き茶を飲んだ後、昼食会に臨んだ。中国は米大統領にも高レベルの歓迎儀礼を提供した。

しかし空港での出迎えについては異なる解釈が出た。トランプ大統領の訪中時には中国の韓正・国家副主席が空港に出向いた。形式上の序列は高かったが、韓副主席は政治局常務委員と中央委員の地位から退いた後、儀礼的な外交の役割を担ってきた人物だ。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は中国がトランプ大統領に高い肩書の人物を前面に出して名目を与えながらも、実権の核心は避けた多層的なメッセージを送ったと分析した。

一方、プーチン大統領が19日の夜、北京首都国際空港に到着した際は、中国の王毅外相が直接出迎えた。中国はプーチン大統領に釣魚台国賓館を提供し、20日には天安門広場での歓迎行事の後、習主席との非公開会談を準備した。肩書だけを見ればトランプ氏の方が上位にあたるが、実質的な外交上の重みは異なる読み方もできる場面だった。

その結果が持つ重みも、また違った意味合いで受け止められる。トランプ大統領の訪中は米中関係の急激な衝突を防ぐことに意味があったが、貿易・台湾・イラン・ウクライナなどの主要懸案で明確な突破口を見出せなかった。海外メディアは、トランプ大統領が中国訪問で安定と行き詰まりを同時に抱えて帰国したと評価した。

一方、プーチン大統領の訪中は「成果の誇示」に近い日程で組まれた。クレムリン(ロシア大統領府)は訪中に先立ち、両国が約40件の協定を締結し、多極世界と新しい国際関係のモデルを盛り込んだ共同声明を採択する予定だと明らかにした。海外メディアは、これを米国中心の秩序に対抗する中ロの緊密な関係の象徴的な場面として解釈した。

プーチン大統領にとって中国はより切実なパートナーだ。ウクライナ戦争の長期化と西側の制裁はロシアの対外選択肢を狭めた。ロシアと中国はエネルギー、貿易、金融決済分野の協力を拡大してきた。AP通信は、今回の訪中が両国の戦略的関係を再確認する日程だと伝え、ガーディアンは、ロシアの対中依存の深まりを示す場面だと分析した。

習主席の外交計算は複雑だ。中国は米国との関係を完全に断つことができない。世界経済の安定と先端技術、金融市場、貿易秩序を考慮すれば米中の対話は必要だ。だからトランプ大統領には権力中枢への招待と高い肩書の出迎えで「管理可能な関係」を演出した。

しかし中国はロシアとの戦略的連帯も手放さない。プーチン大統領を「古い友人」として迎え、共同声明の採択を予告した場面は米国に向けた牽制のメッセージだ。米国とは衝突を管理しつつ、ロシアとは反米・多極秩序の軸を固めるという二重戦略だ。

今回の連鎖会合は北京が世界外交の舞台の中心に立とうとする場面としても解釈できる。トランプ大統領は米中対立の管理のため、プーチン大統領は西側の圧力を突破するために北京を訪れた。2人の首脳は共に習主席との会合を必要としていたという点で、中国は外交での主導権を誇示した。

トランプ大統領が冷遇されたと断定するのは難しい。中南海への招待は中国外交で象徴性の高い儀礼だ。しかし政治的場面は比較を避けられない。トランプ大統領は会談後も米中間の難題をほとんど残し、プーチン大統領は共同声明と多数の協定という形式的成果を前面に出そうとしている。

結局、習主席は米国には「安定管理」、ロシアには「戦略密着」という異なるメッセージを送った。茶一杯と共同声明の間で、北京の儀礼は米中ロという三角構図の中で中国が狙う位置を示した。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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