ロシア軍ドローン、チェルノブイリの核燃料施設を攻撃…火災発生

ロシア軍のドローンが7日未明(現地時間)、チェルノブイリ立ち入り禁止区域内にあるウクライナ中央使用済核燃料貯蔵施設(CSFSF)の建物を攻撃し、火災が発生した。
ウクライナメディアのユナイテッド24などは同日「ロシア軍のドローンが午前2時10分頃、核燃料貯蔵施設内のコンテナ荷役施設に衝突した」と報じた。ドローンの衝突により建物の一部が損傷し、火災が発生したものの人的被害は確認されていないという。
報道によると、攻撃当時、施設内には使用済み核燃料は保管されていなかったとのことだ。現場の放射線量も安全基準の範囲内にとどまっており、当局が状況を継続的に監視している。
使用済み核燃料は原子炉内で核分裂による発電に使用された後、燃料としての性能が低下した燃料を取り出したもので、高い放射線を放出し続けるほか、一定期間は発熱も続くため厳重な管理が必要とされる。

今回ロシアの攻撃を受けた中央使用済核燃料貯蔵施設はチェルノブイリ立ち入り禁止区域内にあり、ウクライナ国内の原子力発電所から搬出された使用済み核燃料を保管する主要施設となっている。
ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは「ロシアは再び、核テロリストのような行動を取った」と批判し「国際法と数百万人の安全を無視している」と非難した。
続けて「今回の攻撃で核燃料貯蔵容器を主要保管施設へ移送する前に保管・処理するための支援施設が損傷した」とし「保管中の使用済み核燃料そのものへの影響はなかった」と明らかにした。
ウクライナのアンドリー・シビハ外相は「ロシアによるウクライナの原子力施設への行為は組織的かつ意図的であり、容認できない」と批判した。そのうえで「ロシアへの国際的な圧力を強化し、核安全保障に対する脅威を国際社会が共に非難すべきだ」と訴えた。
IAEA「攻撃を確認」原子力施設周辺で脅威高まる
国際原子力機関(IAEA)は「現地に駐在する職員が爆発音を聞いたと報告した」として、今回の攻撃があったことを確認した。
IAEAによると、事故後も放射線量は安定した状態を維持しているものの、施設の一部に損傷が確認されたという。
IAEAはこれに先立ち、ウクライナの原子力施設周辺でドローン活動が急増していると警告していた。5月にはチェルノブイリやリウネ原子力発電所、南ウクライナ原子力発電所周辺で160機以上のドローンが確認されたとされる。

引用:Daum
昨年2月にもロシア軍のシャヘド型ドローンによる攻撃で、放射性物質を隔離するために建設されたチェルノブイリの防護シェルターが被害を受けた。ロシア側は当時、関与を否定していた。
また、欧州最大の原子力発電所であるザポリージャ原発を巡っても、ウクライナとロシアは相互に攻撃の責任を押し付け合う状況が続いている。
ユナイテッド24は「今回の攻撃はロシア軍が全面侵攻初期に一時占拠していたチェルノブイリ地域の核関連インフラを再び標的にした事例として記録されることになる」と伝えた。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は「大量の核物質が保管されている施設からわずか数メートルの場所が攻撃を受けたことを極めて懸念している」と述べた。
そのうえで「原子力施設への攻撃は決して容認できない。武力紛争時に遵守されるべき原子力安全・核セキュリティーの7つの基本原則を正面から踏みにじる行為だ」と批判した。













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