メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

ミサイルが止んでも安心できない…イランを待つ“物価高”という新たな試練

望月博樹 アクセス  

戦争が終わっても苦しみは続く…イランを襲うハイパーインフレの恐怖

引用:SBSニュース
引用:SBSニュース

停戦合意の行方が依然として不透明な中、イランはすでに戦後を見据えた対応を進めている。しかし、戦争が残した経済的・社会的打撃は、平和が訪れても容易には解消されないとの懸念が強まっている。

6日(現地時間)、英紙ガーディアンは、イランがハイパーインフレや経済縮小、電力不足など、戦後の経済的打撃に直面していると報じた。

実際、5月時点の年間食料品インフレ率は130%に達し、肉類と鶏肉の価格は176%上昇した。保健専門家は、乳製品の消費が急減したことで、栄養失調や骨粗しょう症、成長障害が増えていると警告している。さらに、インターネットの遮断により、少なくとも200万人が直接的・間接的に職を失ったと推定されている。

イランの反体制派が運営するYouTube・Telegramチャンネル「アザド」では、戦後の国のあり方をめぐる公開討論が続いている。より開かれた社会を求める勢力がある一方、イランの交渉チームに近いサイード・アジョルー氏らは「弱いイランという西側の神話が崩れた以上、今こそ自立による発展を目指すべきだ。」と主張している。

今後の状況は、米国のドナルド・トランプ大統領が実際に対イラン制裁を緩和し、凍結資産を解除する意思があるかどうかに大きく左右される。ただ、多くのイラン人経済学者は、制裁が緩和されても、戦争による総額2,700億ドル(約43兆円)の経済損失を埋め合わせるには不十分だとみている。

電力事情も悪化している。イラン商工会議所エネルギー委員会のアラシュ・ナジャフィ委員長は「生産を維持するためには、1日2時間の停電を受け入れなければならない。」と警告した。エネルギー省は計画停電の可能性を否定したが、政府はエネルギー使用量を10%削減した世帯に、料金を30%割り引く優遇策を打ち出した。

戦争前から蓄積していた社会的不満も、不安要因に挙げられている。クルディスタン大学のフアド・ハビビ社会学教授は「経済危機と生活への不満は明らかに強まっている。」とし、「不満を公式に表明する手段が乏しいため、いつ予想外の形で怒りが噴き出してもおかしくない。」と警告した。

現在みられる、いわゆる「国民的結束」も、外部に敵がいるからこそ成り立っているとの分析が出ている。ハビビ教授は「敵の爆撃や破壊に直面すれば、国内に連帯が生まれる。しかし、ヘーゲルが述べたように、戦線が勝利した瞬間、内部の分裂も始まる。」と語った。

モハンマド・ジャバド・アザリ・ジャフロミ元通信相は「トランプ氏とネタニヤフ氏が次に落とす爆弾は、火薬ではなくインフレかもしれない。」とし、「戦場は今や食卓と住居費に移った。」と警告した。

イラン政府は社会の結束維持を強調し、危機を乗り切ろうとしている。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、厳しい時期が続くとして国内の結束を呼びかけているが、インターネット検閲が緩和されるにつれ、抑え込まれていた社会的不満も再び表面化している。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 日本防衛相、12日にインドネシア訪問へ…「自衛隊護衛艦の輸出を協議か」
  • 米国、2日連続でイランを空爆…全面衝突の瀬戸際まで
  • イラン、米軍による2日連続の空爆を受け「ホルムズ海峡を全面封鎖」…船舶2隻に発砲
  • トランプ氏「イランが先に爆撃停止を求めた」…イラン側は「完全な嘘」と全面否定
  • 日本巡視船に「中国の管轄区域を巡視中」…中国海警、与那国島南方EEZで初主張
  • 米株が急落、物価高と中東緊張が市場冷やす

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 日本防衛相、12日にインドネシア訪問へ…「自衛隊護衛艦の輸出を協議か」
  • 米国、2日連続でイランを空爆…全面衝突の瀬戸際まで
  • イラン、米軍による2日連続の空爆を受け「ホルムズ海峡を全面封鎖」…船舶2隻に発砲
  • トランプ氏「イランが先に爆撃停止を求めた」…イラン側は「完全な嘘」と全面否定

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 日本防衛相、12日にインドネシア訪問へ…「自衛隊護衛艦の輸出を協議か」
  • 米国、2日連続でイランを空爆…全面衝突の瀬戸際まで
  • イラン、米軍による2日連続の空爆を受け「ホルムズ海峡を全面封鎖」…船舶2隻に発砲
  • トランプ氏「イランが先に爆撃停止を求めた」…イラン側は「完全な嘘」と全面否定

おすすめニュース

  • 1
    「操作が終わったら即ハンドルへ」専門家が警告するシフトレバー"置き手"の真のリスク

    モビリティー 

  • 2
    電動化の代償—バッテリー800kgで道路網を蝕む中国の重量化スパイラル

    モビリティー 

  • 3
    「電気でもポルシェらしく走る!」タイカン、761PSで電動スポーツカーの概念を覆した

    モビリティー 

  • 4
    34階の部屋を契約したはずが建物は32階まで…中国で分譲トラブル

    トレンド 

  • 5
    367日連続マラソンで世界記録を更新…シューズ23足を履きつぶす

    トレンド 

話題

  • 1
    「こんな本塁打ありなのか」外野手の頭に当たった打球がフェンス越え…MLBで仰天の“ヘディングホームラン”

    スポーツ 

  • 2
    運転支援機能を作動させて30秒後に「ドン」、一家3人死亡

    トレンド 

  • 3
    人気YouTuberが生後76日の息子を公開、12時間寝続けお腹が空いた時だけぐずる“天使ぶり”

    エンタメ 

  • 4
    「死んだと思った」イベントへの移動中に交通事故→検査のみで出演…冷静すぎるリーダーの対応

    エンタメ 

  • 5
    義母の入院に「申し訳なさが込み上げる」…4児の母である歌手が明かした家族愛に感動

    エンタメ