「願いは世界平和」トランプ大統領、イラン壊滅発言の直後に物議

イランへの再攻撃をちらつかせ、圧力を最大限に高めている米国のドナルド・トランプ大統領が、誕生日プレゼントとして何を望んでいるのかを明かした。10日(現地時間)、米紙USAトゥデイなど現地メディアは、イランとの戦争が続く中、トランプ大統領の誕生日の願いは「世界平和」だと報じた。実際、トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスの大統領執務室で「14日に80歳の誕生日を迎えるが、願いは何か」と記者から質問を受けている。少し考えた後、「世界平和だ」と述べ、「中東と世界全体の平和を望む」と答えた。
この発言が奇異に聞こえるのは、イランへの軍事的打撃に言及した直後だったためだ。トランプ大統領は、ホルムズ海峡付近で米軍のAH-64アパッチ攻撃ヘリが撃墜された事件に触れ、「今日、イランをさらに強く攻撃する」と発言した。さらに「その気になれば、1時間以内にその国を吹き飛ばすこともできる」と述べ、イランを強い言葉で圧迫している。しかし、その直後に「世界平和」を口にしたことで矛盾した構図が浮き彫りとなり、「戦争狂による平和論」だという批判も出ている。

新年の願いも「世界平和」
トランプ大統領は1月1日にも、2026年の新年の抱負を問われ、「地球上の平和」(Peace on earth)と短くも印象的に答えた。これを受け、ホワイトハウスも公式SNSのアカウントで、トランプ大統領を「平和の大統領」(The President of Peace)とたたえている。しかし、トランプ大統領は世界平和を訴えたわずか2日後、ベネズエラを電撃空爆し、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の身柄を拘束した。また2月28日にはイスラエルと手を組んで対イラン戦争を始め、中東地域の軍事的緊張は現在まで収まらず、最高潮に達している。
こうした世界情勢の混乱のさなかでも、トランプ大統領の80歳の誕生日パーティーの準備は着々と進む。すでにホワイトハウス南側の芝生には、これを記念する総合格闘技団体UFCの試合会場が設置された。報道によると、トランプ大統領の80歳の誕生日と米国建国250周年の記念行事として開かれる今回の大会には、7省庁と数百人の建設作業員が関わり、6,000万ドル(約96億1,800万円)の費用が投じられるという。

















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