旅行予約にも影響か、台風最大14個上陸の「最悪シナリオ」が浮上

今年、過去に例を見ない規模の台風シーズンを迎える可能性があるとの見方が出ており、観光・交通業界で警戒感が強まっている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が10日に報じたところによると、民間気象会社ウェザーニューズは、今年列島に影響を及ぼす台風が最大28個に上り、このうち最大14個が上陸する可能性があると予測した。
これは平年を大きく上回る数字だ。北西太平洋では通常、年間25個前後の台風が発生する一方、本土に上陸する台風は平均で3個未満にとどまる。これまでの年間上陸数の最多記録は、2004年の10個だった。
予測が現実になれば、夏から初秋にかけて、豪雨や強風、洪水、土砂災害などが繰り返される恐れがある。
実際に今月初めには、台風チャンミーが上陸し、航空便数百便が欠航となったほか、新幹線や鉄道の運行にも乱れが生じた。一部地域には最高レベルの洪水警報も発令された。
ウェザーニューズは、今年に入ってこれまでに発生した台風が6個となり、平年水準を上回っていると説明した。台風シーズンは通常、6月から10月まで続く。
横浜国立大学の筆保弘徳教授(気象学)は「これまでに発生した台風の数は、月平均の約2倍の水準だ」と述べ、「今年はエルニーニョ現象や海面水温の上昇などの影響で、台風活動が活発になる可能性がある」と見通した。
専門家らは、特に観光客が集中する地域で大型台風が発生した場合、航空・鉄道の運行の乱れに加え、宿泊をめぐる問題が同時に起きかねないと懸念している。
ただ、警報・避難体制の強化により、災害対応能力は過去に比べて大きく向上したと専門家らは評価している。

















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