
中国でシャオミの高性能電気自動車SU7 Ultraが走行中に出火する事故が発生した。人的被害はなかったものの、電気自動車の火災原因をめぐる関心が改めて高まっている。
現地メディアによると、7日、中国・江西省南昌市の橋上でSU7 Ultraから出火した。消防が出動して消火し、運転者および同乗者に人的被害はなかったという。
事故発生後、シャオミは車両オーナーと連絡を取り、関係当局に報告したことを明らかにした。
バッテリーの熱暴走ではない
シャオミは8日に公式声明を発表し、初期調査結果を公表した。
現場調査および車両データの解析の結果、出火前の高電圧バッテリーは正常に稼働しており、熱暴走に関連する警告・異常信号も検出されなかったとしている。

これを踏まえてシャオミは、現時点ではバッテリー自体の自然発火を原因から除外していると述べた。
ただし、正確な出火原因はまだ特定されておらず、消防当局の調査結果を待って最終判断するとした。
出火原因は依然不明
現時点で、車両の速度や走行状況、外部からの衝撃の有無などの詳細は公表されていない。
電気自動車は一般に、バッテリーマネジメントシステム(BMS)を通じて電圧・温度・充電状態などをリアルタイムで記録している。熱暴走が発生した場合、多くは温度の急上昇や警告信号が先行して現れる。

シャオミは今回の事故車両ではこうした前兆が確認されなかったと強調している。
当局は、車両の欠陥にとどまらず、外部要因・道路状況・衝突の可能性など多角的な観点から調査を進めているとされる。
相次ぐ火災事故で安全性に注目集まる
今回の事故は、最近相次いでいるシャオミ車両の火災事例に続くものだ。
2026年2月にもSU7の火災事故が発生しており、シャオミはその際もバッテリーが発火原因ではないと主張していた。2025年10月には成都市でSU7 Ultraが衝突事故後に炎上し、運転者が死亡する事故も発生している。

今回の南昌での事故は、現時点では衝突が確認されておらず、バッテリーの異常信号も検出されていないという点で、これまでの事例と様相が異なる。
一方、シャオミは中国の電気自動車市場で急成長を続けている。2026年4月のSU7シリーズの国内販売台数は2万6,826台に達した。
シャオミは、今回の事故が特定の車両欠陥や広範な安全上の問題と関連している証拠は確認されていないとしている。
正確な出火原因は、消防当局の調査結果が出た段階で明らかになる見通しだ。













コメント0