半導体企業キオクシア、トヨタ抜き時価総額首位に…AI需要追い風に急伸
1年で169位から1位に急上昇
目標株価も4万8,000円から12万6,000円に引き上げ

半導体大手キオクシアホールディングスがトヨタ自動車を抜いて初めて日本株市場の時価総額1位となった。
12日付の日本経済新聞によると、東京株式市場でキオクシア株は前日比8%上昇し、時価総額は44兆円を突破したという。
これは前日の米国市場で半導体関連株が上昇したことが追い風になったとみられる。
市場予想では、2027年3月期の連結営業利益(国際財務報告基準・IFRS)は前期比約8倍となる7兆円前後に達する見通しだ。これはトヨタ自動車が示している営業利益計画の3兆円を大きく上回る水準となる。
証券各社もキオクシアの目標株価を相次いで引き上げている。
SMBC日興証券は10日付の報告書で、目標株価を従来の4万8,000円から12万6,000円へ大幅に引き上げた。野村證券も2029年3月期まで業績拡大の見通しが高まったとして、目標株価を7万1,880円から11万5,000円へ上方修正した。
昨年6月時点では時価総額ランキング169位にとどまっていたキオクシアだが、この1年間で株価が急騰し日本製造業の象徴ともいえるトヨタ自動車をも超えた。
キオクシアの河村芳彦副社長は2日に開かれた投資家向け説明会で「スーパーサイクル(需要急拡大局面)入りが予想される」との見方を示した。
キオクシアはAI需要の拡大に対応するため、大規模な投資も進める。今年4月から2029年3月までに設備投資と研究開発に総額2兆1,000億円を投じる計画だ。
メモリ半導体市場の活況はキオクシアだけにとどまらない。
AI演算を担うデータセンター向けメモリー需要が急増する中、米国や韓国の主要メモリ半導体メーカーも業績改善が鮮明になっている。
NAND型フラッシュメモリに強みを持つキオクシアや米サンディスクに加え、DRAMを主力とする韓国のサムスン電子、SKハイニックスもAI投資拡大の恩恵を直接受けているとの評価が出ている。













コメント0