イラン、MOU内容を先行公開した理由は
「最終承認はまだ」…詳細公表で主導権確保狙いか

米国とイランによる終戦に向けた了解覚書(MOU)の締結が近づく中、イラン側がMOUの詳細を先行して公表し、その背景に関心が集まっている。公表された内容が最終調整を終えたものかどうかは、現時点では確認されていない。
イランは詳細内容を公開する一方で、最終承認が必要だとしており、文言修正などを巡る最終調整で主導権を握ろうとしているのではないかとの見方も出ている。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで「イランとの戦争を巡って素晴らしい合意に達した」と述べた上で、「残るのは文書の最終調整だけだ」と明らかにした。
イランの半官営メディア、メフル通信は12日、全14項目で構成される米国とイランの終戦に向けた了解覚書(MOU)の詳細が公開されたと報じた。
報道によると、MOUには米国による対イラン制裁解除、イラン周辺地域からの米軍撤収、対イラン海上封鎖の解除、ホルムズ海峡の再開、イラン産原油輸出への制裁解除、イランの凍結資産返還に関する約束などが盛り込まれているという。
また、米国には戦後のイラン経済復興計画を提示する義務があり、MOU署名後に行われる最終交渉では、イランの核計画と経済問題に議題を限定し、イランのミサイル開発計画は交渉対象から除外することになっていると同通信は伝えた。
その上で、「このMOU草案は関係機関による最終承認が必要だ」と付け加えた。
こうした中、親ヒズボラ系紙アル・アフバル(Al-Akhbar)は、MOUにイスラエルによる軍事攻勢の停止が明記されたとみられると報じた。













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