
米国とイランの終戦了解覚書(MOU)締結が迫る中、イスラエルは14日(現地時間)、レバノンの首都ベイルート南郊に空襲を敢行した。
英BBCニュースなどによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこの日、イスラエル空軍が直前にレバノンの首都ベイルート南郊に位置する親イラン武装組織ヒズボラの標的を空襲したと明らかにしたという。彼は声明を通じて「イスラエル軍はレバノン内のヒズボラがイスラエル領土に対して攻撃を加えたことへの報復として、ベイルート・ダヒエ地域にあるヒズボラのテロ施設を攻撃した」と述べた。
さらに「イスラエルは自国領土を狙ったいかなる攻撃も絶対に容認しない」と付け加えた。イスラエル軍も別途の声明を出し、ベイルート南部にあるヒズボラの基盤施設に対して精密攻撃を加えたと確認し、具体的な作戦内容は後日公開すると述べた。
イスラエルの空襲に先立ち、この日ヒズボラが発射したドローン(無人機)3機がイスラエル北部の領土内に侵入し、爆発した。イスラエルはこれまでベイルート南郊のダヒエにヒズボラの本部があると主張しており、イランとの終戦交渉を維持しようとする米国のドナルド・トランプ大統領の制止にもかかわらず、7日にここを空襲した。
イランは強く反発した。イランの終戦交渉を主導するイランのモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ国会議長はSNSの「X(旧Twitter)」を通じて、「シオニスト(イスラエル)のダヒエ侵攻は、米国が自国の約束を履行する意志がないか、あるいはその能力が不足していることを再び明白に示している」と激しく非難した。
続けて米国がイスラエルの軍事行動を黙認しながらイランに譲歩を迫るいわゆる「役割分担」戦術を使っていると付け加えた。彼は「イスラエル政権に青信号を与えたところで、(イランから)譲歩を引き出すことはできない」とし、「『良い警官・悪い警官戦術」の役割分担はすでに時代遅れだ」と批判した。
ガーリーバーフ議長は「もし米国が自ら結んだ約束を履行する意志と能力がないのであれば、今後の道筋(終戦交渉)を続けることについて論じること自体が不可能だ」とし、今後の外交手続きが中断される可能性があることを示唆した。イラン軍を統合指揮するハタム・アルアンビヤ中央本部のモハンマド・ジャアファル・アサディ副司令官も「イスラエルの犯罪行為を見逃さず、必ず報復する」と警告した。















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