ロシア外相「EU、ウクライナ加盟なら内部分裂で崩壊」

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は16日(現地時間)、ウクライナが欧州連合(EU)に加入すれば、内部の分裂によりEUは崩壊するだろうと主張した。
タス通信とインテルファクスによると、ラブロフ外相はこの日、モスクワでトルコのハカン・フィダン外相と会談した。その後の共同記者会見で、「EU内部の問題という観点から見れば、ウクライナの加盟は必ずしも悪いことではないかもしれない。しかし、そうなればEUは崩壊するだろう。内部には相反する潮流があまりにも多い」と述べた。
続けて「EUが自らの経済的な多国間構造を崩壊させ、軍事ブロックになることを望むなら、非常に大きな問題をもたらすことになる」とし「経済問題を忘れたいのであればウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を招待すべきだ」と語った。
ラブロフ外相は「米のドナルド・トランプ政権が安全保障への貢献という面でヨーロッパに対して冷淡な態度を示している状況の中で、EU内には複数の潮流が存在する。その一つがEUを独自の軍事ブロックにすることだ」と説明した。
続けて「もう一つの流れは、EU加盟国が単独では対応できないという認識だ」と話し「我々の情報によれば、イギリスは、イギリスとウクライナ、そしてEU内の強硬な反ロシア勢力が参加する、新たな軍事同盟を創設する構想を推進している」と述べた。
ラブロフ外相は「これらはすべて、まだ議論や構想段階だが、一つの明白な真実は、EUによるすべての安全保障強化構想がロシアを標的にしているということだ。ウクライナのEU加盟は、明らかにEUを軍事化しようとする者たちによって利用されるだろう」とし「ゼレンスキー大統領が何度も、ヨーロッパの軍を率いる準備ができていると発言している」とも語った。
また、ラブロフ外相は「ゼレンスキー大統領はまともな外交を行っているのではなく、ただ大衆に向けて演技をしているだけだ」と批判した。続けて「ナチズムの復活を目指しているとされるウクライナ政権の行動を支持し、ゼレンスキー大統領が欧州の価値を守っていると称賛している」と指摘した。
EUは15日(現地時間)に、ルクセンブルクで開催された27カ国外相会議でウクライナ・モルドバとのEU加盟に向けた最初のクラスター交渉を開始することで合意した。
ウクライナの国営通信社・ウクルインフォルムによると、ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「我々はすべてのクラスターを開く準備ができている」と述べ「残りの5つのクラスターも遅滞なく開いていこう」と呼びかけた。














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