「あなたのお金が静かに奪われている」…『金持ち父さん 貧乏父さん』著者のキヨサキ氏が注目する資産とは

ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さんーアメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』の著者であるロバート・キヨサキ氏が、米国人の資産が本人も気付かないうちに奪われていると強く警告した。政府が無秩序に発行する紙幣ではなく、価値が変動しにくい実物資産によって自らの資産を守るべきだと訴えている。
16日(現地時間)、Yahoo!ファイナンスによると、キヨサキ氏は最近、自身のSNSに「現在、米国人は徐々に進行する『目に見えない強盗行為』の被害に遭っている。大半の人は、手遅れになってからこの事実に気付くだろう」と投稿した。
キヨサキ氏は、1971年8月15日に当時のニクソン政権がドルと金の交換を停止したことに言及し、「その日こそ、人々の資産が徐々にむしばまれ始めた日だ」と指摘した。さらに、「米連邦準備制度理事会(FRB)がその日以降に発行した全てのドルは、財布や預金口座、老後資金の購買力を奪い、それを通貨発行権を握る者に移すための略奪手段に過ぎない」と強く非難した。
FRBによるこうした通貨発行政策について、「決して単なる誤りではない」と断言した。「FRBは紙幣を発行するたびに、あなたが汗水を流して働き、稼いだお金の価値が薄まることを正確に理解している」と憤りをあらわにした。
キヨサキ氏の過激な発言は、資産価値の下落を実感する人々から共感を集めている。米ミネアポリス連邦準備銀行によると、現金の購買力は半世紀で著しく低下した。現在の100ドル(約1万6,000円)の購買力は、1971年当時の12.25ドル(約2,000円)程度に相当するという。
キヨサキ氏は「政府が自由に発行できない真の資産に目を向けるべきだ」と述べ、代表例として金を挙げた。また、「金は銀行カルテルが何もないところから作り出せるものではなく、インフレによって価値を奪うこともできない」と強調した。実際、ドルの価値が下落する一方、金価格は過去5年間で128%急騰した。米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)も、金価格が1オンス当たり1万ドル(約160万3,000円)まで上昇する可能性があるとの見方を示したことがある。
キヨサキ氏は、金に加えて不動産も有力なインフレ対策になると助言した。物価が上昇すれば、資材費や人件費の高騰に伴って不動産価格も上昇し、賃料収入も物価に応じて増えるためだ。その上で、「景気が急速に悪化する局面では、安定したキャッシュフローを生み出す収益型資産である不動産に投資すべきだ」と主張した。自身も約1,500戸の賃貸物件を保有していると明らかにした。













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