
米軍の最新鋭の中距離ミサイルシステム「タイフォン」が日米共同訓練に投入されるとのことで、中国の反発が強まる兆しがある。21日、朝日新聞などのメディアはタイフォンが22日から10月まで行われる日米共同訓練に投入されると報じた。
報道によると、22日から米国主導の多国間共同訓練「ヴァリアントシールド(Valiant Shield)」が始まり、ここにタイフォンが投入されるという。米軍はこの訓練のために鹿児島県にある海上自衛隊鹿屋航空基地にタイフォンを一時配備する。
また、9月には日米共同訓練「オリエント・シールド」にもタイフォンが使用される。特に過去とは異なり、訓練が全て終了した後もタイフォンは自衛隊や在日米軍基地に保管され、緊急時に備える見込みだ。以前の臨時配備とは異なり、タイフォンの前方配備戦線がさらに広がったことになる。

今回の配備は中国の強い反発を呼び起こすと予想される。昨年9月にもタイフォンが米海兵隊岩国航空基地に初めて一時配備されると、中国側は「地域の軍備競争と軍事対立のリスクを高める」と反発した。また2024年にフィリピンのルソン島にタイフォンが配備された際も、中国は非常に強く抗議した。
このように中国がタイフォンに神経を尖らせる理由は武器の特徴による。タイフォンはロッキード・マーティンが開発し、米陸軍が運用している最新鋭の中距離ミサイルシステムだ。米海軍の艦船で使用されていた垂直発射装置をトラックの上に載せて地上型に改造したもので、強力な戦術的機動性を誇る。特にタイフォンはトマホークとSM-6ミサイルを混ぜて発射できる利点がある。

米軍が軍事作戦の初動で投入することが多いトマホークは、今回のイランとの戦争でもその威力を発揮しており、射程は約1,600㎞に達する。これは鹿屋航空基地から発射すれば、中国の北京まで射程に入る距離だ。
また、台湾海峡とそれを渡る橋渡し役をする中国の沿岸基地を精密打撃できるため、強襲揚陸艦や護衛艦、レーダー基地、軍用飛行場を開戦初期に無力化できる。さらにSM-6は対艦攻撃だけでなく、強力な防空および弾道ミサイルの迎撃能力を備えている。

















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