メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

トランプ氏「終戦合意は終わった…イランを強力に攻撃する」

荒巻俊 アクセス  

原油6%急騰、株式市場は下げ幅拡大

MOU締結から3週間で最大の山場に

出典:EPA通信
出典:EPA通信

米国のドナルド・トランプ大統領は8日、イランとの終戦交渉が事実上終わったと明らかにした。これに先立ち、米国とイランはホルムズ海峡を航行する船舶をイランが攻撃した問題を巡り、応酬を続けていた。ただ、トランプ大統領は双方が望むなら対話を続ける余地はあるとして、交渉の可能性も残した。

フィナンシャル・タイムズ(FT)などによると、トランプ大統領は同日、トルコのアンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO、ナトー)首脳会議で「私の考えでは、イランとの停戦はもう終わった」と述べた。了解覚書(MOU)の後続交渉についても「彼ら、つまりイランは嘘つきで詐欺師だ」とし、「彼らを相手にするのは時間の無駄だ」と語った。

さらにトランプ大統領は「昨夜、彼らに強力な攻撃を加えた。おそらく今夜も再び強く打撃を与えるだろう」と改めて警告を発している。

前日、米中央軍はイランがホルムズ海峡を通過する商船を攻撃したとして、イランへの空爆を再開した。米財務省も同じ理由から、イラン産石油を対象とする制裁措置を復活させた。これに対し、イランは中東地域の米軍基地を攻撃し、直ちに報復に踏み切っている。

トランプ大統領の停戦破棄発言直後、世界の金融市場と商品市場は大きく揺れている。9月渡しのブレント原油先物価格は6%上昇し、1バレル=79ドル(約12,800円)に急騰した。米S&P500種株価指数先物とナスダック指数先物は、それぞれ1.1%、1.3%下落した。

先月、終戦に関するMOUを締結して以降、両国の和平交渉は最大の危機を迎えたとの見方が出ている。両国は11日、カタールの仲介でMOUの後続交渉を行う予定だった。

トランプ大統領「イランが交渉を破り、ホルムズ海峡の船舶を攻撃」 停戦破棄か

米国「80か所を空爆し、原油販売制裁も再開」 イランも「米軍施設85か所を攻撃」

難航の末に締結された米国とイランの終戦に関する了解覚書(MOU)が、破棄される危機に直面している。両国の武力衝突が再燃し、米国のドナルド・トランプ大統領は停戦破棄にまで言及した。そもそもMOU自体の基盤が脆弱だったとの指摘も出ている。11日に予定されているMOU交渉が実際に開かれるかどうかが、最初の試金石となる見通しだ。

◇攻防を続けた米国とイラン

海外メディアが8日に伝えたところによると、トランプ大統領はイランとの停戦が事実上終わったとし、イランがホルムズ海峡を航行する船舶を攻撃したことを強く非難している。トランプ大統領は、イランの前最高指導者であるアヤトラ・アリ・ハメネイ師の葬儀期間中には紛争を拡大しないと約束していたにもかかわらず、イランが船舶を攻撃したと強調した。そのうえで「彼らは邪悪で暴力的な人々であり、もし核兵器を保有していれば使用するだろう」と述べた。

前日、米中央軍はSNSで「イランが国際海域で、無実の民間人が乗船した商船を標的に攻撃したことへの代償を支払わせるため、強力な空爆を開始した」とし、「イランの標的80か所以上を攻撃した」と明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、今回の空爆について、先月17日の終戦合意後に実施された攻撃の中で最大規模だと伝えている。

米中央軍によると、イランは6日夜から7日午前にかけて、ホルムズ海峡を通過していた商船3隻を攻撃した。対象となった船舶は、液化天然ガス(LNG)を運ぶカタール船と、サウジアラビアおよびリベリア船籍のタンカーとされる。アルジャジーラは「機雷除去作業が行われている海域に進入したため、イラン軍の標的になった可能性がある」と分析した。

イランへの空爆を始める直前、米財務省はイラン産原油に関する制裁を復活させた。これにより、イランは17日までにすべての取引を停止しなければならない。米国は先に、イランとMOUを締結する過程で、イラン産原油の海外販売を60日間認めていた。これは核開発計画の解体を目指す後続交渉にイランを参加させるための、主要なインセンティブの一つだった。

イランは米国の空爆直後、バーレーンとクウェートにある米軍基地を攻撃し、即座に報復した。タイムズ・オブ・イスラエルによると、イラン革命防衛隊(IRGC)は声明を通じて「主要な米軍施設85か所を攻撃した」と発表している。

◇不安定なMOUの問題が表面化

地政学的緊張が再び高まるなか、国際原油価格は上昇を続けている。前日、9月渡しのブレント原油先物価格は前取引日比3%高の1バレル=74.16ドル(約12,000円)で取引を終えた。その後、トランプ大統領が停戦破棄に言及すると、アジア市場でブレント原油は一時、1バレル=79ドル(約12,800円)まで跳ね上がった。米国産標準油種のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)8月渡し先物も2.8%上昇し、1バレル=70.44ドル(約11,400円)で終了している。

先月締結された両国のMOUが不安定だという点を市場が改めて確認し、原油価格が急騰したとみられる。WSJは「今回の事例は、暫定合意がどれほど多くの問題を未解決のまま残していたかを示している」と指摘した。米国とイランは、ホルムズ海峡の通行料徴収を巡って見解の隔たりを抱えている。

MOU合意後に小幅ながら増えていたホルムズ海峡の船舶通行量は、再び減少するとの見方が出ている。船舶追跡会社ケプラー(Kpler)によると、3日から3日間の船舶通行量は計108隻だった。戦争勃発直後には、海峡を通過する船舶が1日2隻程度まで急減していた。

終戦交渉も難航が予想される。イランは11月の米中間選挙前まで交渉を遅らせる可能性がある。オルタス・アドバイザーズのアンドリュー・ジャクソン戦略責任者はCNBCに「11月が近づくほど、トランプ大統領に対するイランの交渉上の優位性は高まる」と述べた。イランのアッバス・アラグチ外相は「数百万人のイラン国民が団結し、ハメネイ師の功績をたたえた」とし、「脅威が続くなら、最終合意に関する交渉は始まらないだろう」と語った。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • カタール・サウジ、ホルムズ海峡での船舶攻撃を受けイランを非難…イラン「容認できない」
  • イラン、米国の「イラン産原油制裁免除の撤回」に反発…「終戦MOUの重大違反」
  • 暗闇に包まれたキューバ、今年だけで3度目…トランプ氏は軍事作戦に踏み切るのか
  • “防衛費の土産”を手に集まったNATO…「トランプ氏なだめ」は成功するか
  • 米国務長官「幾度もの試練を経験した日韓、非常に重要な同盟関係」
  • 北朝鮮・中国国境の密輸ルート12か所以上が再び活発化…NKニュースが衛星写真を分析

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国務長官「幾度もの試練を経験した日韓、非常に重要な同盟関係」
  • 北朝鮮・中国国境の密輸ルート12か所以上が再び活発化…NKニュースが衛星写真を分析
  • トランプ氏「グリーンランドは米国が管理すべき」…欧州には「米軍を撤収させる可能性も」
  • イラン、米国の2度目の空爆に再報復を予告…停戦は一時中断

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国務長官「幾度もの試練を経験した日韓、非常に重要な同盟関係」
  • 北朝鮮・中国国境の密輸ルート12か所以上が再び活発化…NKニュースが衛星写真を分析
  • トランプ氏「グリーンランドは米国が管理すべき」…欧州には「米軍を撤収させる可能性も」
  • イラン、米国の2度目の空爆に再報復を予告…停戦は一時中断

おすすめニュース

  • 1
    「お前が妹の代わりに死ねばよかった」母から投げられた忘れられない一言…人気女優が悲しい幼少期を告白

    エンタメ 

  • 2
    メインボーカルなのにデビュー曲パートが(イェーイ)だけ? 4年練習した末の本音を初告白

    エンタメ 

  • 3
    「親と暮らすのは合理的な選択」“実家暮らしの若者”が増える理由は?

    トレンド 

  • 4
    母の葬儀場に“漢江ラーメン”調理器を設置し批判…人気芸人が理由を告白「弔問客をもてなすためだった」

    エンタメ 

  • 5
    愛犬のすぐ後ろに巨大グリズリー…女性がとっさに投げた“あるもの”で危機回避

    トレンド 

話題

  • 1
    乳がん手術前に口座番号&暗証番号を手紙に…遺影は3年ごとに撮り直し?本気の生前準備に驚き

    エンタメ 

  • 2
    「なぜか左に進んでしまう」最新研究が明かした人間の不思議な本能

    トレンド 

  • 3
    「やりたくないならやるな」ベテラン歌手が漏らした一言が炎上…“プロ意識”をめぐりネット騒然

    エンタメ 

  • 4
    「私だって稼いでます」出産祝いを着用しただけで“贅沢だ”と非難? ブランド品を巡る論争に言及

    エンタメ 

  • 5
    「日本に勝った直後にこれか」ブラジルインフルエンサー、アジア人差別ジェスチャーで炎上

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]