
ドナルド・トランプ 米大統領が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を終え、帰国の途に就く際、旧型と新型エアフォースワンを交互に搭乗した。トランプ大統領はこの際、自身がイランの暗殺標的1位だと明かし、専用機の交換が単なる儀礼目的ではなく、セキュリティ上の措置だったとの見方が強まっている。
8日(現地時間) ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、トランプ大統領は同日午後8時、トルコのアンカラで既存のエアフォースワンに搭乗し、帰国の途に就いた。午後10時16分、イギリスのミルデンホール空軍基地に到着し、11時1分、そこで待機していた新型エアフォースワンに乗り換え、ホワイトハウスに向かった。
新しいエアフォースワンはカタール政府が昨年贈呈したボーイング747-8型機だ。既存の専用機の空色の塗装とは異なり、紺色、赤色、金色、白色が調和した外観が特徴で、価格は4億ドル(約646億8,500万円)に達する。
トランプ大統領は1日、ノースダコタ州訪問時にこの専用機を初めて利用し、4日には建国250周年記念行事で空軍航空機と共にワシントンD.C.上空を編隊飛行した。
トランプ大統領が愛着を示していた新しい専用機を今回の帰国の旅の初めに利用しなかった背景について、同日アンカラの記者会見で質問が相次いだ。イランに関連する安全保障上の問題で他の手段を使ってアンカラを離れるという推測に対する説明を求められたトランプ大統領は、「大統領の命は非常に危険だ」と述べ、「私はイランの暗殺対象リストの最上位にいる」と答えた。
続けて「私は自分の仕事をしているので、暗殺の脅威には気を使っていない」と語った。帰国の際、新しい専用機に乗らない理由について再度質問が出ると、彼はイギリス駐留の米軍基地に専用機を立ち寄らせ、兵士たちに見せるためだと答えた。
NYTはトランプ大統領が暗殺の脅威のために飛行機を乗り換えたのかについて直接的な回答をしなかったが、潜在的な脅威を認めたと解釈した。メディアは今回の措置がイランとの武力衝突再開の可能性に関連する安全措置であり、シークレットサービスの勧告に基づくものだと伝えた。
一部では新しい専用機導入後1年という短い期間内にミサイル防御システムなど大統領警護に必要な改造作業が十分に行われたのか疑問が呈されているとNYTは指摘した。通常、エアフォースワンはミサイル攻撃を回避できる特殊装備を備えるのにかなりの時間が必要だ。
これについて 米ホワイトハウスのスティーブン・チャン広報部長は「新しいエアフォースワンは大統領とスタッフの安全を保証する最高水準のセキュリティプロトコルが適用された最先端の航空機だ」と述べ、「大統領を狙うアメリカの敵が多いため、相手の注意をそらすなど、あらゆる手段を講じて脅威に対処している」など可能なすべての手段を動員して脅威に対処している」と説明したとNYTは伝えた。













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