
トヨタはオーストラリア市場で、ランドクルーザー70シリーズの受注を約1年ぶりに再開した。
最大の変更点は、排ガス規制に対応するためのパワートレイン改良だ。新たにAdBlueシステムを採用し、ユーロ6d排ガス基準を満たした。
1980年代から続く設計ながら、強じんな耐久性と優れたオフロード性能を武器に、現地市場で高い人気を維持するとみられる。
何が変わったのか 核心はAdBlueシステムの追加にある
今回の変更の中心は、2.8リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンだ。

トヨタはオーストラリアのユーロ6d排ガス基準を満たすため、容量20リットルのAdBlueタンクを新たに採用した。AdBlueを排ガスに噴射し、窒素酸化物の排出を減らす仕組みだ。
ダブルキャブシャシーモデルには、左前フェンダーに専用のAdBlue注入口を設けた。シングルキャブシャシーモデルでは、運転席の後方と後輪の間に注入口を配置した。
ただし、性能に変更はない。最高出力は204馬力(150kW)、最大トルクは500Nmを維持し、従来と同じ走行性能を提供する。
まずはAT仕様から MT仕様は未定のまま
現在販売が再開されたのは、6速AT仕様だ。一方、従来5速MTを搭載していた76シリーズGXL、78シリーズ、79シリーズのダブルキャブシャシーモデルは、当面販売されない。

トヨタはMT仕様の廃止について公式には明らかにしていない。そのため、今後の供給状況によって再び販売される可能性は残っているが、具体的な時期は公開されていない。
また、78シリーズのトゥループキャリアは燃料タンク容量を従来の180リットルから130リットルに縮小し、ほかの70シリーズと同じ仕様に調整した。
40年以上続くモデルでも人気は健在だ
ランドクルーザー70シリーズは、1980年代から続くトヨタの代表的な本格オフローダーだ。

最新プラットフォームを採用したSUVと比べれば設計は古いが、耐久性と悪路走破性能により、オーストラリアをはじめとするさまざまな市場で安定した需要を維持している。
現在採用されている2.8リットルターボディーゼルエンジンは、ハイラックスと共通のパワートレインだ。このエンジンは、2024年半ばに廃止された4.5リットルV8ターボディーゼルに代わり、主力として位置付けられた。
トヨタ・オーストラリアは、供給問題で中断していた受注を再開し、顧客の需要に対応できるようになったと明らかにした。













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