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予想を覆し、ハリス大統領誕生なるか…党内団結によりトランプ前大統領の支持率を猛追

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引用:Instagram@kamalaharris

ジョー・バイデン大統領が再選をかけた大統領選から撤退したことで、バイデン大統領が後継指名した新たな民主党の有力候補カマラ・ハリス副大統領の支持率が上昇傾向にある。

民主党の新たな大統領候補になる可能性が高いハリス副大統領が、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領を猛追しているという世論調査結果が発表された。

22日(現地時間)、アメリカの調査会社「Morning Consult」が発表した世論調査によると、ハリス副大統領の支持率は45%と、47%のトランプ前大統領に2ポイント差で迫った。

バイデン大統領撤退前に実施された世論調査では、バイデン大統領がトランプ前大統領に6ポイント差で後塵を拝していた。

民主党支持者の団結がハリス副大統領の支持率上昇を牽引している。世論調査に参加した民主党支持者の65%がハリス副大統領の出馬を支持すると回答した。これは、1ヶ月前と比べると約2倍にのぼる。また、民主党の支持者の27%はバイデン大統領撤退以降、投票意欲がより高まったと答え、24%の共和党支持者よりも投票に積極的な姿勢を示した。

ハリス副大統領は民主党大統領候補に選出されるために必要な代議員数をすでに確保したとされている。「AP通信」や「CNN」によると、ハリス副大統領は少なくとも2,214人の代議員の支持を得ており、候補指名に必要な1,976人を大きく上回る成果だという。これは電話やメール、SNSなどを通じて代議員に個別に接触し調査した結果である。

非公式な集計ではあるが、ハリス副大統領が事実上、民主党大統領候補の座を手中に入れたと見ていいだろう。

ハリス副大統領の大統領キャンプは、わずか1日で88万人から総額8,100万ドル(約124億円)を調達した。今回寄付をした人の60%は大統領選で初めて寄付をした人々である。ハリス副大統領の選挙資金は約2億5,000万ドル(約382億円)に達している。

民主党内のキーマンや支持団体もハリス副大統領への支持を表明している。ナンシー・ペロシ前下院議長はハリス副大統領と一緒に撮った写真を投稿し支持を宣言した。ビル・クリントン前大統領、ヒラリー・クリントン前国務長官夫妻もハリス副大統領支持を明らかにした。エリザベス・ウォーレン、エイミー・クロブシャー、パティ・マレーなどの有力女性議員や、下院民主党の進歩派議員連盟「プログレッシブ・コーカス」を率いるプラミラ・ジャヤパル議員も支持を表明した。

CNNは予想を覆して、ハリス副大統領がトランプ前大統領より競争力が高い可能性があると報じた。ハリス副大統領は女性、特に有色人種や都市部以外の女性の間で高い支持率を示しており、無党派の有権者からも好意的な評価を受けている。

バイデン大統領の撤退後、民主党は大統領選に向けて急速に団結する姿を見せているが、バイデン大統領が大統領選から撤退するにあたって決定的な役割を果たしたバラク・オバマ元大統領などの一部の民主党の大物が沈黙していることや再度の予備選ならびに民主党大会が残っているため、ハリス副大統領の好調な支持率がどこまで続くかはもう少し見守る必要があるという見解もある。民主党はリンドン・ジョンソン元大統領がベトナム戦争に対する責任から再出馬せず、混乱に陥った1968年の民主党大会が再現することを懸念している。

引用:Instagram@kamalaharris
引用:Instagram@realdonaldtrump
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