メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「守ってほしけりゃ、資源をよこせ」レアアース利権で米ロの思惑激突!ウクライナ支援の裏に「資源争奪戦」

梶原圭介 アクセス  

引用:Shutterstock
引用:Shutterstock

米国とウクライナは、約2か月の中断を経て、米国のウクライナ希土類(レアアース)資源開発参加を認める鉱物協定を締結した。米トランプ政権が鉱物協定締結を機に「ロシアの侵攻」を明確にし、ウクライナへの安全保障支援を約束したことで、ロシアの拒否により停滞していた停戦交渉が進展するかが注目される。

30日、米財務省は声明を通じて鉱物協定の合意を発表し、「今回の経済パートナーシップにより、両国の資産、人材、能力を活用してウクライナの経済回復を加速させるための協力と共同投資が可能になった」と述べた。また、「ロシアの全面侵攻以来、米国民がウクライナ防衛に提供した重要な財政的・物質的支援が認められた」と強調した。これまで停戦交渉を理由にロシアのウクライナ侵攻の認定を避けてきたトランプ政権が、ロシアの侵攻を公式に言及したことになる。

この日の協定に署名したスコット・ベッセント米財務長官は、「持続可能な平和を確保するためのトランプ大統領の不断の努力により、本日、米国とウクライナが米・ウクライナ復興投資基金を設立する画期的な経済パートナーシップ協定の締結を発表できることを喜ばしく思う」と述べた。ベッセント長官とともに協定に署名したウクライナのユリヤ・スヴィリデンコ第一副首相兼経済相は、「この協定はウクライナの安全保障、復興、再建に対する米国の決意を反映している」とし、「本日我々が締結したこの文書は、ウクライナと米国の双方の成功を保証するものだ」と意義を強調した。

協定文はまだ公開されていないが、ロイター通信とワシントン・ポスト(WP)などは、両国がウクライナの希土類などの鉱物資源、石油、ガス、その他の天然資源に関して共同投資関係を構築する内容が含まれていると報じた。また、両国はこれを実現するために議決権を半分ずつ持つ復興投資基金を設立し、その一部はウクライナの再建に投資されるという。特に、米国の将来の軍事支援を今回設立される基金への貢献とみなすことができる内容も含まれているとされる。これにより、ウクライナは自国の天然資源の管理権を維持しつつ、米国からの継続的な軍事支援を受けられるようになった。当初、トランプ政権は天然資源の管理権を米国が持ち、軍事支援も約束しない内容をウクライナに強要していた。

また、協定の最終案には米国の既存の安全保障支援に対する補償や、ウクライナの将来の欧州連合(EU)加盟推進の妨げとなる可能性のある内容は除外されたという。トランプ大統領がバイデン前政権時代から提供された軍事支援までも基金への貢献とみなすべきだと主張していたが、一歩譲歩した形となった。

これに先立ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が2月末に鉱物協定署名のため米ホワイトハウスを訪問したが、ウクライナの安全保障問題をめぐってトランプ大統領と激論となり、署名式自体が中止されたという経緯がある。その後、フランシスコ教皇の葬儀(4月26日)に出席した両首脳が一対一で会談し、米国側が一部譲歩したことで和解に至った。

梶原圭介
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「天下のアップルもここまでか」”折りたたみiPhone”に大苦戦、発売にこぎ着けるのか?
  • 「トランプよ、プーチンにでもなるつもりか!?」グリーンランド争奪で”欧州”が激怒した
  • 「パタヤで起こった醜態」男女が”公然の場”で不適切な行為 周囲の市民や観光客も唖然
  • 「こんなもん楽だぜー」押されても壊れない、ディズニー研究が転倒AIを実機で証明
  • ドローン戦争の裏で始まった“要人狩り”…ウクライナ・ロシア暗殺戦争の現実
  • 「政治は反日、消費は日本直行」…北京で露見した”偽りの反日”

こんな記事も読まれています

  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「弾丸OK、砂利NG?」サイバートラックで露呈した設計の盲点
  • 「昼間なのにライト点灯?」運転者の9割が気づかない“照度センサーの罠”
  • 「天下のアップルもここまでか」”折りたたみiPhone”に大苦戦、発売にこぎ着けるのか?
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • 「トランプよ、プーチンにでもなるつもりか!?」グリーンランド争奪で”欧州”が激怒した
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊

こんな記事も読まれています

  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「弾丸OK、砂利NG?」サイバートラックで露呈した設計の盲点
  • 「昼間なのにライト点灯?」運転者の9割が気づかない“照度センサーの罠”
  • 「天下のアップルもここまでか」”折りたたみiPhone”に大苦戦、発売にこぎ着けるのか?
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • 「トランプよ、プーチンにでもなるつもりか!?」グリーンランド争奪で”欧州”が激怒した
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊

おすすめニュース

  • 1
    「限界は決まっていない」Zカップの可能性も?英国で胸の異常肥大に悩む女性

    気になる 

  • 2
    「歩けないから送ってほしい?」韓国で運動後に119通報、救急車は誰のためのものか

    気になる 

  • 3
    「72歳でこの仕上がり?」元糖尿病指導員の祖母がビキニ出場、生活習慣の差が露わに

    気になる 

  • 4
    「ここなら大丈夫だにゃ」真冬の駐車場で子猫が選んだ避難先

    フォトニュース 

  • 5
    「踏まれても吠えなかった」満員地下鉄で震えながら役目を守った盲導犬

    気になる 

話題

  • 1
    「ミニスカにブルカ姿で国会乱入!」極右女性議員の“挑発パフォーマンス”で議会は大混乱

    トレンド 

  • 2
    「極寒の朝、テープで封じられた箱と涙の手紙」震える命に”希望の手”が差し伸べられた

    フォトニュース 

  • 3
    「歩いていたら罰金5万円!?」英国で広がる“理不尽な過剰取り締まり”とは

    トレンド 

  • 4
    「台湾で麻薬4,000万円相当を押収」”体内密輸”したタイ人女2人を現行犯逮捕

    トレンド 

  • 5
    【危機一髪】ただ手に取っただけだった...観光客を死の危険にさらした”意外な”生き物とは?

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]