メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【戦争犯罪】脳も眼球も無残に…「ロシアの闇」を追った女性記者の損傷遺体に見る、「激しい拷問」の実態

織田昌大 アクセス  

脳、眼球、後頭部など身体の一部が欠損

共に拘束された捕虜「激しい拷問を受けた」と証言

引用:YouTube@Forbidden Stories
引用:YouTube@Forbidden Stories

ロシアが占領するウクライナ領内に潜入していたウクライナ人記者の遺体が、大きく損傷した状態で返還された。海外メディアは、共に拘束されていた生存者の証言と遺体の状態を根拠に、ロシアによる拷問の疑いを報じた。

29日(現地時間)、英紙「ガーディアン」や米紙「ワシントン・ポスト」などによると、今年2月にウクライナに返還された757体の遺体の中に、ウクライナの報道機関「ウクラインスカ・プラウダ」所属のビクトリア・ロシチナ記者が含まれていたという。

返還された遺体の大半はウクライナ軍のものであり、ロシチナ記者の遺体が入った袋にも「身元不明の男性」とだけ記載されていたが、DNA鑑定により身元が確認された。

遺体は脳、眼球、後頭部など身体の一部が欠損していた。足には電気ショックによる火傷の痕があり、臀部や頭部には擦過傷、肋骨は骨折しているなど、拷問の痕跡が多数確認された。

報道によれば、ロシチナ記者は戦争勃発直後からロシアによるウクライナ民間人の違法拘束問題を取材していたという。

2023年7月、ウクライナを出国した彼女は、ポーランド、リトアニア、ラトビアを経てロシアに入国。その後、南へ1,600km移動し、8月初めにロシアが占領しているザポリージャに向かった。

ロシチナ記者と共に拘束された生存者の証言によると、彼女はザポリージャ原発付近で民間人の違法拘束施設を捜索中に、ロシア軍のドローンに発見され逮捕された。

その後、メリトポリの施設に収容され、2023年12月にタガンログ刑務所へ移送された。ロシア軍による激しい身体的拷問と薬物注射を受け、精神錯乱や摂食障害の症状が見られたという。

メリトポリに共に収容されていた証人は、「彼らは尋問中に電気ショックを与え、腕と脚を何度も刃物で刺した。彼女は傷に触れないでくれと懇願していた」と証言した。

タガンログでロシチナ記者を目撃した証人は、「彼女は正体不明の薬物を大量に服用させられた状態で到着し、次第に正気を失っていった。目は恐怖に満ちており、トイレのカーテンの裏で胎児のようにうずくまっていた」と語った。

食事もできず、体重が30kg未満に減少し、飢餓による症状として心臓疾患や下半身のむくみがひどかったとされる。

ロシチナ記者は8月末、ウクライナの家族に「9月には帰国する」と伝えていたが、9月13日に返還された49名の捕虜には含まれていなかった。ロシアの軍事警察は10月、遺族に「9月19日に死亡した」と通知した。

ウクライナ検察はロシチナ記者の死亡を戦争犯罪と見なし、捜査に着手した。ウクライナ情報当局は、ロシチナ記者が死亡したタガンログ刑務所で、水責め、電気ショック、暴行などにより15人が死亡したと推定している。クレムリンとロシア矯正当局は米紙ワシントン・ポストの取材に対し、見解を示さなかった。

ロシチナ記者は2022年11月、国際女性メディア財団(IWFM)から「勇気賞」を受賞し、「私たちはロシアのプロパガンダに対抗し、世界に真実を伝える使命に忠実であった」と述べ、「ロシアの犯罪を記録しようとして命を落とした多くのジャーナリストにこの賞を捧げる」と語った。

フランスの非営利報道機関「フォービドゥン・ストーリーズ」は昨年10月、ロシチナ記者の死亡通知が届くと、「ウクラインスカ・プラウダ」や「ガーディアン」、「ワシントン・ポスト」などと共同で本格的な取材を開始した。

ワシントン・ポストは「拘束されたウクライナ民間人に対する扱いは、クレムリンの戦争犯罪の中で最も残虐で、かつ十分に調査されていない部分の一つだ」とし、「ロシチナ記者はそれを明らかにしようとしたが、結局、自身の失踪と原因不明の死が、ロシアの戦争犯罪違反の象徴となった」と付け加えた。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[国際・政治] ランキング

  • 「笑顔の訪中は罠だった?」マクロン氏、国賓訪問後に態度一変、中国製品に“トランプ式制裁”示唆!
  • 「官僚の独裁だ!」EUの強権的“AI統制”にマスク氏激怒「イノベーションが死ぬ」
  • 「世界の上映産業に前例なき脅威」Netflixのワーナー買収に業界が反発、投資家さえ笑えない理由
  • 「完成目前で大爆発!」北朝鮮最大の新水力発電所、“致命的欠陥”で崩壊 金正恩の威信が吹き飛ぶ
  • 「オランダ上空が再び騒然」正体不明ドローンが侵入…空軍F-35戦闘機2機が“即応発進”する異常事態
  • 「同盟国は献金係か?」トランプ政権、日韓から徴収した116兆円で原発建設、利益9割は“米国独占”!

こんな記事も読まれています

  • 「北米SUV覇権争い」ホンダ、2026パイロットで“再び主役”を狙う
  • 米中摩擦の余波が直撃、ホンダ北米生産が停止続出、スズキが首位級に浮上
  • 冬の朝に“ついやってしまう霜取り”がガラスを破壊する…プロが警告する最悪の習慣
  • 「焦げた匂いがしたら終わり!?」下り坂で車が突然“制御不能”になる瞬間
  • 「Appleの根幹が揺らぐ」最高チップ責任者が離脱検討…AI遅れと幹部流出、クック後継議論が交錯
  • 「私怒った、許さないワン!」入浴後“置き去り”にされたワンコの“拗ね顔”にパパもタジタジ
  • 「史上最大の未上場企業誕生か」スペースX、企業価値120兆円に急伸…OpenAIすら凌駕
  • 「女王を殺せ!」寄生蟻が働き蟻を操り、“本物の女王”を処刑させる戦慄の手口

こんな記事も読まれています

  • 「北米SUV覇権争い」ホンダ、2026パイロットで“再び主役”を狙う
  • 米中摩擦の余波が直撃、ホンダ北米生産が停止続出、スズキが首位級に浮上
  • 冬の朝に“ついやってしまう霜取り”がガラスを破壊する…プロが警告する最悪の習慣
  • 「焦げた匂いがしたら終わり!?」下り坂で車が突然“制御不能”になる瞬間
  • 「Appleの根幹が揺らぐ」最高チップ責任者が離脱検討…AI遅れと幹部流出、クック後継議論が交錯
  • 「私怒った、許さないワン!」入浴後“置き去り”にされたワンコの“拗ね顔”にパパもタジタジ
  • 「史上最大の未上場企業誕生か」スペースX、企業価値120兆円に急伸…OpenAIすら凌駕
  • 「女王を殺せ!」寄生蟻が働き蟻を操り、“本物の女王”を処刑させる戦慄の手口

おすすめニュース

  • 1
    映画界の頂点を極めても、イラン政権には敵わず?巨匠パナヒが再び“体制の生贄”に

    トレンド 

  • 2
    5億円の“忘れ物”!?パリの屋敷で発掘されたルーベンス絵画、予想の3倍で落札

    トレンド 

  • 3
    新車が好き?若い女性だけ募集する資産家の“繁殖計画”…条件の意味不明さが破壊力抜群

    トレンド 

  • 4
    中国のスーパーモデル選抜、なぜか「焼き豚体型」が参戦

    トレンド 

  • 5
    シム・ウンギョン、「親友」パク・ジンジュの結婚式を欠席…ついに口を開く

    エンタメ 

話題

  • 1
    「私生活騒動」チョ・セホ、全財産を賭ける…

    エンタメ 

  • 2
    「浮気・元妻への暴行疑惑」ユン・タンタン、6ヶ月ぶりに近況を報告「清掃バイトをしながら過ごしている」

    エンタメ 

  • 3
    CORTIS、ビルボードジャパン2025年年間「トップアルバムセールス」にランクイン…今年の新人では唯一

    エンタメ 

  • 4
    UNIS、K-POPグループ史上初!日本の「ももいろ歌合戦」に2年連続出場

    エンタメ 

  • 5
    チョン・ヒョンム、恋人との破局を「初告白」

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]