
ブラジルで121人の死者を出したギャング団掃討作戦により、現地警察が約3億7,000万円相当の武器を押収したことが分かった。
1日(現地時間)、『CNNブラジル』と『R7』によると、リオデジャネイロ州警察はギャング団「コマンド・ヴェルメーリョ」に対する大規模掃討作戦で、ライフル93丁を含む計120丁の武器を押収したと発表した。
押収品の総額は1,280万レアル(約3億6,605万円)に上ると当局は推定している。 当局は、武器がベネズエラ、アルゼンチン、ベルギー、ロシア、ブラジルなどから流入していた。
押収品にはAK-47、AR-10、H&K G3、FN FAL、AR-15などが含まれ、軍から流出したライフルのほか、密輸部品やインターネット購入部品を組み合わせて製造された改造銃も含まれている。
リオデジャネイロ警察署長のフェリピ・クリ氏は「これらの武器はシリアやイエメンなど、世界で最も激しい戦闘で使われるものだ」とし、「リオへの流入経路と責任者を特定することが、犯罪組織の軍事力を弱体化させる次の段階だ」と強調した。
現地当局は10月28日、約2,500人を動員して「コマンド・ヴェルメーリョ」に対する大規模掃討作戦を実施した。作戦は同組織の拠点とされるアレマン地区とペーニャ地区で銃撃戦に発展したという。
当時、火災に加えドローン攻撃も発生し、地域一帯は戦闘地帯の様相を呈したとCNNブラジルが報じた。 121人の死者の中には警察官も含まれる。
作戦は麻薬取締局が1年以上にわたり捜査を進めた末に実施されたとみられている。
            













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