
トランプ米大統領の予測不可能な対応に、世界が再び揺れている。数時間前にグリーンランドの領土問題で同盟国に関税報復を警告したが、突如として和解の可能性に言及した。
スイス・ダボスで開催されている世界経済フォーラムの壇上に立ったトランプ大統領は、グリーンランドについて躊躇なく発言した。グリーンランドはレアアースが豊富で、中国とロシアを牽制できる戦略的要衝だと繰り返し強調し、米国の領土にするという野心を再び明確にした。
トランプ大統領は壇上で「この巨大な氷塊を守れる国は米国だけだ」と主張した。交渉を拒否するデンマークを批判しつつ、軍事力の使用可能性には一線を画した。トランプ大統領は、「皆さんは安心するだろう。多くの人は私が武力を行使するのではないかと思っていたからだ.しかし私は、武力を行使する必要もなければ、行使したいとも思わない。実際に行使するつもりもない」と語った。
武力を行使しないことを公言したのは今回が初めてのことだ。米国が同盟国であるデンマークの領土を武力で奪えば、NATO自体が崩壊する可能性があるという懸念と、欧州の反発を意識したものと解釈される。その代わりに、これに反対する欧州諸国に対し、来月からの関税報復を警告した。
これに対し、EUは即座に米国との貿易協定の中断を宣言し、反撃に出た。欧州議会のベルント・ランゲ国際貿易委員長は、「トランプ政権は関税を利用してグリーンランドを売却するよう、我々に政治的圧力をかけている。このような脅威が続く限り、妥協の余地はないだろう」と述べた。
ところが数時間後、トランプ大統領は関税措置を撤回すると明らかにした。報道によると、NATOのマルク・ルッテ事務総長と会談し、グリーンランドと北極地域に関する合意の枠組みを整えたと説明したという。具体的な内容は公開されていない。トランプ大統領は22日までダボスに滞在し、欧州の首脳たちとの会談を続ける予定だ。
















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