
ウクライナ戦争でスターリンクの衛星通信を不正利用していたロシア軍が、最近、通信を遮断されたことを受け、通信網の再構築を模索していると報じられている。
5日(現地時間)、ウクライナ政府は、ロシア軍がスターリンク端末を搭載したドローンで後方深くまで攻撃を行っているとの疑いに基づき、スペースX社と協議の上、占領地域における不正端末の接続を遮断したと発表した。スペースX側は、登録済みの端末のみ接続を許可する「ホワイトリスト」方式を導入し、未認証端末を排除した。特に、高速移動する兵器への転用を防ぐため、時速75kmを超える速度で移動する場合、自動的に通信を遮断する措置を講じた。ロシア軍がリアルタイム通信を活用し、ウクライナ後方の鉄道や車両を標的に攻撃を繰り返していたことへの対抗措置だ。
ウクライナ国防省は、今回の遮断措置が成果を上げているとしている。5日、セルヒー・ベスレストノフ国防顧問はSNSを通じ、「ロシア軍の指揮・統制システムが混乱し、一部の作戦が中断された」と述べた。また、ウクライナのメディア「ウクライナ・ナショナル・ニュース」によると、親ウクライナ派の抵抗組織「アテシュ」は、通信途絶によりザポリージャ方面のロシア軍第1152連隊で誤射が発生し、12名が死亡したと報告した。
ロシア軍はバックアップ通信網を稼働させる一方、利用可能な端末の確保に動いている。ベスレストノフ顧問は8日、「ロシア軍は名義を貸す裏切り者を1万フリヴニャ(約3万6,800円)で募っている」とし、「不正利用によって人命被害が出た場合、終身刑を含む厳罰に処す」と警告した。ロシア側は一連の措置について公式なコメントを出していない。
しかし、今回の措置が戦況に与える影響は限定的との見方もある。実際、ロシア軍は7日未明、ドローン408機とミサイル29発を投入し、ウクライナの電力網を大規模攻撃した。この過程で原子力発電所の関連施設が被害を受け、原子炉1基が停止したと報じられている。アンドリー・シビハ外相は、核施設への攻撃による事故のリスクを警告した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、X(旧ツイッター)を通じ、「ロシアの兵器生産には海外製部品の輸入が不可欠だ」と指摘し、制裁逃れを防ぐための国際的な対応を強く求めた。
















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