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「湾岸上空、戦争が始まった」カタールがイラン爆撃機を撃墜…もう”限定衝突”では済まない

梶原圭介 アクセス  

引用:ウィキメディア・コモンズ
引用:ウィキメディア・コモンズ

米国とイスラエルによる空爆をきっかけに始まったイランとのミサイル・空中戦は、現地時間3月2日で3日目を迎えた。当初は長距離精密攻撃とミサイル・無人機(ドローン)による攻防が中心であったが、湾岸上空では有人機同士が直接交戦する様相を呈している。

カタールはイランの戦術爆撃機2機を撃墜したと発表し、クウェート上空では米空軍のF-15E戦闘機3機が味方による誤射で墜落した。湾岸空域が、ミサイル・ドローン戦と有人機による交戦が同時に発生する「複合戦場」へと変化しているとの分析が出ている。

湾岸各地で交戦 カタールが撃墜、クウェートでは誤射が発生

カタール国防省はこの日、カタール空軍(QEAF)がイランから接近したSu-24「フェンサー」2機を撃墜したとの声明を出した。同時に弾道ミサイル7発とドローン5機も、目標到達前に迎撃したと説明している。

Su-24は、低空侵入と精密爆撃に特化したロシア製の可変翼戦術爆撃機だ。イラン空軍の主要な打撃戦力であり、今回の衝突以降、実戦において撃墜が公式に確認されたのは初めてとされる。カタール側は撃墜に使用した具体的な兵器は公表していない。カタール空軍はF-15QA「アバビル」やユーロファイター・タイフーンなどを運用しており、戦闘機による空対空戦闘が行われた可能性も指摘されている。

同日、クウェート上空では米空軍のF-15E「ストライクイーグル」3機が墜落した。米中央軍(CENTCOM)は、対イラン作戦「エピック・フューリー(Epic Fury)」を支援していたF-15Eが、クウェート防空網による味方誤射で撃墜されたことを公式に認めた。

中央軍は、イランによる航空機・弾道ミサイル・ドローンの波状攻撃が行われる混戦の中で、防空部隊が米軍機を敵機と誤認した可能性が高いと説明。乗員6人は全員脱出に成功して救助されており、現在両国が共同調査を進めている。

戦略爆撃機の投入 イラン防空網を圧迫

米軍は同時期に戦略爆撃機も投入した。中央軍は、B-1B「ランサー」がイラン深部の目標を攻撃し、弾道ミサイル能力を弱体化させたと発表。使用された兵器は2,000ポンド(約907kg)級のGBU-31統合直撃弾(JDAM)とみられる。

イスラエルと米国は、イラン上空の一部で局地的な制空権を確保したと主張している。MQ-9「リーパー」無人機がイラン上空で作戦を行う映像も相次いで公開されており、イランの防空網が相当程度制圧されているとの分析が出ている。一方でイランは、湾岸地域の米軍資産やエネルギー施設を狙ったミサイル・ドローン攻撃を継続し、対決姿勢を強めている。

空中戦段階に突入、拡大の分水嶺は

カタールによる有人機撃墜とクウェートでの誤射事故は、今回の衝突が遠距離打撃の域を超え、有人機による空中戦と防空網の交差対応が同時に発生する段階に入ったことを示している。

専門家らは今後の変数として、(1)イランによる追加の航空攻撃の試み、(2)湾岸諸国の防空統合運用能力、(3)米・イスラエルによる継続的な制空権維持の可否を挙げている。湾岸上空での交戦が一時的な衝突にとどまるのか、それとも広域な地域紛争へと拡大するのかは、今後数日間の空中作戦の展開が左右することになりそうだ。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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