
イランがロシアとの軍事協力を改めて強調し、米国とイスラエルを相手に長期戦も辞さない構えだ。中東で戦闘が続く中、イランがロシアとの戦略的パートナーシップを公然と強調したことで、紛争の構図が「米国・イスラエル対イラン・ロシア」へと拡大するのではないかとの見方も出ている。
イランのアッバース・アラーグチー外相は8日(現地時間)、米NBCニュースのインタビューで、「イランとロシアの軍事協力は新しいことでも秘密でもない。これまでも続いてきており、今後も続く」と強調した。また、ロシアが中東に駐留する米軍の位置情報などをイランに提供しているとする報道について質問を受けたが、即答は避けた。そのうえで「ロシアは様々なルートを通じて我々を支援している」と述べ、具体的な支援内容については「詳細な情報は持っていない」と語った。
さらに、イランは米国とイスラエルによる攻撃を受けて始まった戦争の休戦についても強い不満を示した。2023年6月にイランとイスラエルの間で起きた「12日間戦争」後に締結された休戦協定を、米国とイスラエルが破ったと主張し、「戦争の永久的な終結が必要だ。そこに達しない限り、我々は国民と国家の安全のため、戦い続けなければならない」と述べ、長期戦を示唆したとのことだ。
アラーグチー外相は、ドナルド・トランプ米大統領がイラン軍の崩壊を前提に地上軍投入の可能性に言及したことについても反論した。「現時点でイラン軍は維持されており、地上戦を行う能力も十分にある」と強調した。また、イランのミサイル能力については射程を意図的に制限してきたと説明した。同外相は「イランはミサイル生産能力を持つものの、射程は2,000km以下に抑えてきた」とし、「米本土まで到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を進めている証拠はない」と語った。
一方、戦争の過程で周辺国にある米軍基地を攻撃した事実も明らかにした。アラーグチー外相は、隣国の領土にある米軍基地や米国の施設・資産を攻撃していると言及。加えて、米軍とイスラエルによる攻撃初期に、ホルモズガーン州ミナーブの女子小学校が爆撃され、100人以上が死亡したと述べ、米軍側の責任を主張した。
トランプ大統領がアリ・ハメネイ師の後任選定に介入しようとしているとの論争については、「新しい指導者を選ぶのはイラン国民の仕事だ」と付け加えた。













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