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120か国が禁じた兵器でイスラエル市民が死んだ、イランの新指導者が下した最初の決断

梶原圭介 アクセス  

引用:CCTV
引用:CCTV

米国とイスラエルによる対イラン戦争で中東全域の緊張が高まるなか、イランのロケットがイスラエルの市街地で爆発する瞬間を捉えた監視カメラ映像が公開された。

タイムズ・オブ・イスラエルやニューヨーク・ポストなどの海外メディアは9日(現地時間)、イスラエル中部の複数都市にこの日イランのミサイルが着弾し、イェフドでは1人が死亡、別の1人が重傷を負ったと報じた。さらに、別の都市でも重傷者が1人確認されたとしている。

公開された映像では、クラスター弾を搭載したとみられるイランのロケットが、テルアビブ地区のオル・イェフダに落下して爆発する様子が確認できる。当時、現場の通りには男性の通行人1人と車1台しかなく、ロケットは道路を歩いていた男性の目前に落ちた。

近くを通っていた車は直ちに減速してその場を離れ、周囲から駆け付けた人々が、間一髪で爆発を免れた男性の救助にあたった。

爆発現場を捉えた映像や写真では、ミサイル攻撃の影響で地面に大きな穴が生じ、車両や建物が爆撃と爆発に伴う火災で被害を受けた様子が写っている。

オル・イェフダ当局は、この男性が重傷を負ったと明らかにした。

タイムズ・オブ・イスラエルは、イランが今回の攻撃でクラスター弾を搭載したミサイルを使用したと伝えたうえで、これはイランがイスラエルと湾岸諸国への攻撃を続けるなかで行った7回目のミサイル攻撃だと報じた。

クラスター弾は、1発のミサイルやロケットの内部に数十個から数百個の小型爆弾を収めた兵器で、人や車両、施設などに広範囲の被害をもたらすおそれがある。

一般に軍事基地や歩兵の集結地への攻撃に用いられる一方、不発弾が地雷のように残るうえ、広い範囲を同時に攻撃するため、軍民を区別せず被害を及ぼす兵器として使用が禁じられてきた。

クラスター弾禁止条約には120か国以上が加盟しているが、イラン、イスラエル、米国、ロシアなどは同条約に加わっていない。

こうしたなか、イスラエルを標的としたイランの大規模なミサイル攻撃は、イランが新たに選出したイランの最高指導者、アヤトラ・モジュタバ・ハメネイ師への忠誠と完全な服従を宣言するなかで実行された。

イラン国営放送IRIBは同日、テレグラムのチャンネルを通じ、アヤトラ・モジュタバ・ハメネイ師の指揮の下、占領地に向けた最初のミサイル攻撃を発射したと伝えた。また、「あなたの命令に従います、サイイド・モジュタバ」と記されたミサイルの写真も公開した。「サイイド」は、イスラム教の預言者ムハンマドの子孫に付けられる敬称とされる。

最高指導者としてイランの国政全般に対する最終決定権を握ることになったモジュタバ氏は、中核勢力であるイラン革命防衛隊の総司令官職も担い、高濃縮ウラン備蓄に対する統制権も持つことになった。

イラン革命防衛隊は声明で、モジュタバ氏の命令に完全な服従と献身をもって従う用意があると表明した。そのうえで、今回の選出はイランにとって新たな始まりであり、ハメネイ師の苦痛に満ちた死を耐え抜くことを可能にした決定だと強調した。

モジュタバ氏は、ハメネイ師の生前、イラン政権で公式な役職に就いておらず、公の場に姿を見せることもほとんどなかった。それにもかかわらず、ハメネイ体制の幕後の実力者とみなされ、特に勤務経験を持つ革命防衛隊や情報当局で強い影響力を行使してきたとされる。

イランの政治分析家メフディ・ラフマティ氏は、モジュタバ氏は現状において最も賢明な選択だとしたうえで、同氏はすでに国家安全保障と軍事体制の運営、調整の過程に深く関与してきたと説明した。

米ジョンズ・ホプキンス大学のバリ・ナスル教授は、モジュタバ氏の選出は驚きではあるが、同時に多くのことを示唆していると指摘した。さらに、今回の選出は父との連続性を意味するだけでなく、同氏がこれまで知られていた以上に速いペースで権力を統合し、体制掌握の準備を進めていたことを示していると述べた。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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