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「米国に屈しない」イランが戦時下で強行した後継指名の真意

望月博樹 アクセス  

イランが、故アヤトラ・アリ・ハメネイ師の次男モジタバ・ハメネイ師を新たな最高指導者に選んだことについて、専門家の間では、徹底抗戦の意思を内外に示したものだとの見方が出ている。

引用:ネパール国際協力研究機関
引用:ネパール国際協力研究機関

9日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル、英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、新たなイラン最高指導者に選出されたモジタバ・ハメネイ師は、今後も欧米に対抗する強硬路線を維持する可能性が高いとみられている。

モジタバ・ハメネイ師はこれまで表舞台に立つことは多くなかったものの、イランの権力構造の舞台裏で影響力を行使してきた人物として知られる。1987年にイラン革命防衛隊に入り、イラン・イラク戦争に従軍する中で軍部と緊密な関係を築いてきたとされ、対米強硬派に位置付けられている。

そのうえ、2009年に強硬派のマフムード・アフマディネジャド大統領が不正選挙疑惑の中で再選を果たした後、全国的な反政府デモが起きた際には、流血を伴う弾圧を主導したとの疑惑も取り沙汰された。今後は、故アリ・ハメネイ師に劣らない強硬策を進める可能性があるとの評価も出ている。

英シンクタンク、チャタムハウスのサナム・バキル中東・北アフリカ部長によると、モジタバ・ハメネイ師の登場は、国内では抑圧、対外的には抵抗という従来の戦略を継続するシグナルと受け止められている。後継者に据えたこと自体が、イランには妥協する意思がなく、どのような代償を払ってでも抵抗する構えを示したものだという。

イランが戦時下にあっても後継体制を公式に発表した背景には、自国の指導者選出に介入しようとする米国への対抗姿勢を示す狙いもあるとの分析が出ている。

米国のドナルド・トランプ大統領は、モジタバ・ハメネイ師が次期指導者候補として取り沙汰された段階で、受け入れられないとの立場を示し、公然と拒否感をあらわにしていた。

さらに、自らの承認を得ていないイランの次の最高指導者は長く持ちこたえられないと警告しており、イスラエルもハメネイ師の後継者を排除する考えを示してきた。

このため、一部の専門家の間では、次の指導者が米国とイスラエルの標的になる可能性が高い以上、戦争が終わるまで後継者の発表は先送りされるのではないかとの観測も出ていた。

それでもイランが後継者の発表を強行したのは、米国への抵抗の意思を明確に示すと同時に、戦時下でも体制が正常に機能していることを内外に印象付ける意図があるためだと解釈されている。これは、イラン国内で強硬派が引き続き政権を強く掌握していることを示すシグナルとの評価にもつながっている。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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