
イラン国会議長のモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ氏は5日、ドナルド・トランプ米大統領について、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の指示に従っていると批判し、その無謀な行動が米国を深刻な事態に追い込んでいると強く非難した。
イラン国営のプレスTVによると、ガーリーバーフ氏はこの日、SNSのXへの投稿で「トランプ氏の無謀な行動が、米国の全家庭を生き地獄に追い込んでいる」と指摘。「ネタニヤフ首相の指示に従い続けることで、中東地域全体が戦火にさらされることになる」と警告した。また、イランを巡る情勢判断を誤らぬよう求めたうえで、「戦争犯罪によって得られるものは何もない」と述べた。さらに同氏は、現在の対立を解決するためにはイラン国民の権利を尊重すべきだとして、「危険な賭けはやめるべきだ」と強調した。
今回の発言は、トランプ氏が、イランがホルムズ海峡の封鎖を継続した場合、国内の発電所や橋をすべて破壊すると宣言し、「地獄を見ることになる」と警告した直後に行われた。トランプ氏は、米東部時間1日午後9時を通告の期限としている。
2月28日の米国とイスラエルによる共同攻撃以降、イランは世界の石油輸送量の約2割が通過するホルムズ海峡を事実上封鎖しており、国際的な原油価格は大幅に上昇した。イラン側は同海峡について、米国やイスラエルおよびその同盟国に関連する船舶を除き、すべての船舶に開放されていると主張している。
一方、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の顧問を務めるアリ・アクバル・ベラヤティ氏も同日、米国が重大な判断ミスを一度でも犯せば、世界のエネルギー供給や物流が完全に停止するとの見方を示した。ベラヤティ氏は「ホワイトハウスが愚かな過ちを繰り返せば、世界のエネルギーと貿易の流れが一度の措置で途絶することを思い知ることになるだろう」と述べ、米国に強く釘を刺した。
















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