
北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長は8日、米国のドナルド・トランプ大統領が、NATO加盟国がイランとの戦争への参加を拒んだことに非常に失望していると明らかにした。
ルッテ事務総長は同日午後、ホワイトハウスでトランプ大統領と非公開で会談した後、CNNのインタビューでこう述べている。
会談については、良き友人同士の極めて率直な対話だったと説明する一方、トランプ大統領がその場でNATO脱退に言及したかどうかについては即答を避けた。
さらに、トランプ大統領はここ数週間に起きた出来事について自らの考えを明確に語っていたとも説明し、現状はかなり複雑だとの認識も示している。
今回の会談は、米国とイランがホルムズ海峡の開放を含む2週間の停戦に合意する中で行われた。
トランプ大統領はイランとの戦争の期間中、NATOを張り子の虎と呼ぶなど、NATOの集団防衛体制は無用だとの主張を繰り返し、脱退の可能性も示唆してきた。
また、NATOを含む同盟国と一切協議しないまま対イラン戦争を始めたものの、戦闘の長期化に伴って同盟各国にホルムズ海峡での軍事行動への参加や基地の使用、領空の利用などを求め、その相当数が拒否したことに不満や裏切られたとの思いをあらわにしている。
ルッテ事務総長との会談後には、自身のSNS「トゥルースソーシャル」に、我々が必要とした時にNATOはそばにおらず、再び必要になってもそばにはいないだろうと投稿し、あの巨大で、ずさんに運営されている氷の塊グリーンランドを思い出せとも書き込み、米国によるグリーンランド併合への意欲を改めてにじませた。
日本や韓国に対しても、ホルムズ海峡への派兵要求が受け入れられなかったことを受け、在日米軍や在韓米軍の駐留、北朝鮮の脅威に触れながら不満を示したことがある。
米国とイランは11日、仲介国パキスタンのイスラマバードで終戦交渉を始める予定だ。
ただ、交渉開始前からレバノンが停戦合意の対象に含まれるかをめぐって神経戦が続いており、米国とイスラエルはイラン本土に限った停戦を主張する一方、イランはレバノン戦線まで含めた包括的な停戦を求めている。
















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