
米国のドナルド・トランプ大統領は、イランが自ら崩壊状態にあると米国側へ伝えてきたと主張した。
トランプ大統領は28日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、イランが米国に対し、自分たちは崩壊状態にあると知らせてきたと投稿した。さらに、イランは指導部の態勢立て直しを進めるなか、できるだけ早く米国にホルムズ海峡を開放してほしいと望んでいるとも書き込んでいる。ただ、イラン側の誰がどのような経路でこうした意向を伝えたのかは明らかにしていない。
トランプ大統領は21日、イランとの2回目の停戦協議が物別れに終わった直後にも、イラン内部の分裂が合意妥結を阻んでいるとの認識を示していた。これに先立ち、米国のマルコ・ルビオ国務長官もFOXニュースのインタビューで、イラン指導部は以前から分裂していたが、今はその傾向がより鮮明になっていると述べている。そのうえで、最高指導者とその周辺の権力層、イラン革命防衛隊(IRGC)など宗教イデオロギーに基づく強硬派と、外相や大統領、国会議長ら政治エリートの間には、常に緊張関係があると説明した。
イランが実際に米国側へ指導部の分裂に触れたうえで、ホルムズ海峡の一時的な開放を求めたかどうかは確認されていない。ただ、専門家の間では、現最高指導者モジタバ・ハメネイ師の下で生じている指導力の空白を背景に、強硬派の軍幹部が事実上、戦争に関する意思決定を主導しているとの見方が出ている。フィナンシャル・タイムズは、イランの統治体制は長年、互いに競合する複数の派閥で成り立ち、各派が公然と相手を攻撃してきたと報じた。さらに、強硬派は、この1年間に米国が核交渉の最中で2度イランを攻撃したことなどを理由に、米国との交渉自体に反対している一方、改革派は制裁緩和と体制安定のため、西側との関与拡大を訴えていると伝えている。














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