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「交渉するくらいなら負けたほうがまし」イランを内側から縛る超強硬派、停戦を阻む”もう一つの壁”

梶原圭介 アクセス  

出典:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

米国とイランが終戦交渉に苦戦している背景には、イランの超強硬派政治勢力の存在があるとみられている。1979年のイラン・イスラム革命の精神を受け継ぐと自任するこの勢力は、米国との交渉に反対し、最後まで対決を続けるべきだと訴えながら、国内の交渉派に圧力を強めている。

CNNは9日、イランの超強硬派組織ジェブヘ・パイダリ(安定戦線)が国内の分裂を深め、交渉をさらに複雑にしていると報じた。この組織は2011年7月に発足し、理性、霊性、正義をスローガンに掲げている。イスラム原理主義と絶対的な神政統治の理念を信奉し、イラン国内ではスーパー革命家とも呼ばれる。強硬派の中核を成すイラン革命防衛隊(IRGC)内に聖職者を戦略的に配置し、国家機関への影響力を広げてきたとされる。

安定戦線は、メディアや議会をはじめ、イラン社会の各所に浸透し、強硬な反米メッセージを拡散している。とりわけ先月11日、米国とイランがパキスタンのイスラマバードで終戦交渉を行った際には、テヘランで大規模な反対デモを展開し、群衆心理をあおったという。関連メディアのラジャニュースは、最高指導者であるアヤトラ・アリ・ハメネイ師らイラン指導部が殺害されたにもかかわらず、なお米国と握手しようとしているとして交渉団を批判した。さらに、この勢力が主催した街頭集会では、イラン側交渉団を率いるモハンマド・バーゲル・ガリバフ国会議長に対し、米国と結託する臆病者だと非難し、反逆者のように扱う場面もあった。

安定戦線に属する政治家は、議会だけでなく対米交渉の枠組みにも入り込んでいる。イスラマバードでの交渉に参加した同派のマフムード・ナバビアン議員は、協議に核問題が盛り込まれている点を問題視し、セイエド・アッバス・アラグチ外相を交渉チームから外すよう求めた。この勢力と近い国会議員7人は、交渉団支持を盛り込んだ議会声明への署名も拒否した。ドイツ国際安全保障問題研究所のハミドレザ・アジジ研究員はCNNに対し、彼らはより若く、理念色の強い人材を急速に取り込んできたとしたうえで、米国とイスラエルへの抵抗を永続的な闘争と捉え、宗教的イデオロギーに狂信的な傾向があると指摘した。

この組織の代表的人物としては、サイード・ジャリリ元国家安全保障最高評議会事務局長が挙げられる。ジャリリ氏は過去にイラン核交渉の首席代表を務め、2021年と2024年の大統領選にも出馬した。兄のバヒード・ジャリリ氏は、国営放送イラン・イスラム共和国放送(IRIB)で文化担当副局長を務めている。シーア派聖職者のマフディ・ミルバギリ氏は、この組織の精神的指導者とされ、最高指導者候補の一人として名前が挙がることもある。妥協を拒むシーア派優越主義者で構成される安定戦線については、イランの保守派の中でも扱いづらい存在だとの見方が以前から出ていた。米テネシー大学のサイード・ゴルカル氏は英エコノミストに対し、彼らは経験や実務感覚では劣る一方、より強いイデオロギー色を帯び、過激さも際立つと分析した。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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