メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「廃紙から新たな紙を生成」セイコーエプソン、環境負荷ゼロの革新機器「ニューペーパーラボ」公開

有馬侑之介 アクセス  

セイコーエプソンは5日、長野県塩尻市の広丘事務所で、廃紙から新しい紙を生成する革新的な機器「ニューペーパーラボ」を公開した。この機器は2016年に世界初のモデルが発表されて以来、同社の最新機種となる。

ペーパーラボは廃紙を裁断機に投入し、セイコーエプソンが独自に開発した「ドライファイバー技術」を用いて再生紙を生成する。廃紙は熱と圧力でセルロース繊維に分解され、再結合される。この技術は二酸化炭素を排出せず、水の使用も最小限に抑え、木材を使用しないため、環境負荷が低い。

この技術は環境配慮を重視する企業に注目されており、1台2,500万円という高価格にもかかわらず、需要が高まっている。現在、日本のロッテをはじめ、国内外88社が導入している。新型機では裁断機と再生機が分離され、効率性とセキュリティが向上した。従来のモデルでは裁断機と再生機が一体化しており、廃紙が集まるまで待機する必要があったが、この点が改善された。

新型機は消費電力を従来モデルの半分に抑え、一度に最大700枚の廃紙を処理できる。2時間で500枚の再生紙を生成できるほか、同社担当者は「再生紙は通常の紙と同等の品質であり、環境への配慮も十分であるため、導入に関する問い合わせが増加している」と述べた。また、同社は今年上半期に韓国でデモンストレーションモデルを展示する予定だ。

さらに、セイコーエプソンはドライファイバー技術を応用し、廃紙を微細な繊維に分解することで耐久性の高い素材を生成する技術の開発も進めている。この取り組みに伴い、同社は東北大学と「持続可能素材共同創造研究所」を設立し、環境配慮型材料の生産に関する研究を進めている。小川康則社長は「独自技術を活用し、プラスチックやセメントなどで使用される環境配慮型材料の研究を進めている」と述べた。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[IT・テック] ランキング

  • 「話すだけで伝わる」AirPodsに新機能、リアルタイム翻訳が始動…電話・FaceTimeでも対応
  • 米裁判所、サムスンのOLED特許侵害を認定…295億円の賠償命令
  • 「ウランを使わない」中国、ゴビ砂漠で“トリウム原子炉”実験に世界初成功…“核の常識”が変わる瞬間
  • 「中国軍、ロボットウルフを上陸訓練に投入」時速40キロで突撃する“鉄の獣”が示した、戦争の新時代
  • 「中国、第6世代戦闘機でアメリカを追い越す?」J-36試験飛行映像が示した“空の覇権争い”の新局面
  • 「非営利を悪用した」vs「捨てられた組織を育てた」マスクとオルトマン、AI覇権巡る泥仕合が“法廷決戦”へ!

こんな記事も読まれています

  • “ロケット!?”BOOSTモードで覚醒 ホンダが新型EV『Super-ONE』を初公開
  • 「センチュリーで日本の誇りを取り戻す」トヨタが誇りを懸けた新章、センチュリーが世界の舞台へ
  • 車のドアが凍らない?整備士が明かす「ヴァセリン」の魔法
  • 電気自動車ブレーキに潜む“時限爆弾”、知らぬ間に寿命半減
  • 「金がなければ死刑」イランで12歳婚の女性、虐待夫殺害で絞首刑の危機
  • 「笑う習近平」は危険信号?トランプの紙切れに爆笑、SNSでは検閲削除
  • 「トランプ、NVIDIAチップを中国に渡すつもりだった?」それでも頓挫した理由…そこににじむ“焦燥のアメリカ”
  • 【衝撃】ベネズエラ、暗号資産で2.6兆円を“洗浄”!国際制裁を出し抜いた“国家ぐるみの裏工作”

こんな記事も読まれています

  • “ロケット!?”BOOSTモードで覚醒 ホンダが新型EV『Super-ONE』を初公開
  • 「センチュリーで日本の誇りを取り戻す」トヨタが誇りを懸けた新章、センチュリーが世界の舞台へ
  • 車のドアが凍らない?整備士が明かす「ヴァセリン」の魔法
  • 電気自動車ブレーキに潜む“時限爆弾”、知らぬ間に寿命半減
  • 「金がなければ死刑」イランで12歳婚の女性、虐待夫殺害で絞首刑の危機
  • 「笑う習近平」は危険信号?トランプの紙切れに爆笑、SNSでは検閲削除
  • 「トランプ、NVIDIAチップを中国に渡すつもりだった?」それでも頓挫した理由…そこににじむ“焦燥のアメリカ”
  • 【衝撃】ベネズエラ、暗号資産で2.6兆円を“洗浄”!国際制裁を出し抜いた“国家ぐるみの裏工作”

おすすめニュース

  • 1
    「ブレーキまで侵入された時代」、自動車がハッカーの標的に、便利さが招く制御不能の恐怖

    フォトニュース 

  • 2
    「26年ぶりの逮捕」…“名古屋主婦殺害事件”の犯人は、夫の元恋人だった

    トレンド 

  • 3
    プラスチック棒が刺さった猫を発見…しかし近づいた瞬間、「信じられない光景」が!

    フォトニュース 

  • 4
    “頭がおかしい”と言われた母親たち、呼吸する赤ちゃん人形に救われた

    ライフスタイル 

  • 5
    【緊急事態】クマ襲撃で死者12人…政府、ついに“ハンター公務員”採用へ

    トレンド 

話題

  • 1
    【戦慄】韓国籍の保育士、児童の不適切動画を販売…スマホから“2800点”押収

    トレンド 

  • 2
    「これじゃ少子化も止まらない…」韓国の新婚夫婦、結婚費用が“桁違いすぎる”

    トレンド 

  • 3
    風俗店疑惑浮上のミュージカル俳優、否定しながらも全作品降板 舞台関係者に謝罪「不法行為は一切ない」

    エンタメ 

  • 4
    「なんで皆が避けるのか、分からない?」恋リア出演者、ついに“曖昧男”に怒り爆発!波乱の展開に

    エンタメ 

  • 5
    真夏のローマで涙…8歳年下夫との旅行で感じた“現実の壁”を告白「年齢を全く配慮していなかった」

    エンタメ